2021.09.03

【レポート】こだわり女子の 「偏愛」ライフ事情〈石垣咲紀さん×和服〉

自分だけのこだわりを持ち、あるモノを偏愛する女子にクローズアップするこの企画。今回は、仕事でもプライベートでも着物を愛してやまない石垣咲紀さんにインタビュー! 着物を好きになったきっかけや、普段のコーディネートに気軽に取り入れるコツについて教えてもらいました。

 

 

洋服と同じ感覚で日々のスタイリングを楽しむ。

アパレルの仕事を経て、現在は下北沢にある「スナック一房」のママとして働く石垣さん。30歳を目前に違う職業に挑戦してみたいという気持ちが強かったと言いますが、大好きな着物を自由に着られるという点も転職の決め手になったのだそう。

「高校時代に着付けを習ったのをきっかけに、独学でいろいろと練習してきました。10代の頃からずっと着物が好きだったのですが、琴の先生をしていた大叔母のお下がりをたくさんもらったのことでより頻繁に着るように。今は全部で15着ほど持っています。ブランドは『DOUBLE MAISON』や『大塚呉服店』、『豆千代モダン』などが好きです。洋服だと柄と柄を組み合わせるのが難しいと思うのですが、着物は大胆な柄同士を合わせても不思議とよく馴染むんです。帯やアクセサリーとの色遊びを楽しめるし、実は洋服よりも自由なんじゃないかなって。」

 

 

シックにもスポーティにも着こなせる一着。

「こういう大胆な縦縞柄はこれまで持っていなかったため、お店で見つけた瞬間に目を奪われました。緑とクリーム色のストライプに細く赤が入っているのがポイントで、華やかな帯と合わせてパーティや大事なイベントの時によく着ています。カジュアルなアイテムとの相性も意外と良く、冬はタートルネックのニットやスニーカーとコーディネートして楽しんでいます。」

 

 

新たな挑戦へ向けて手に入れた思い出の帯。

「大叔母からもらったこの着物は、洋風な柄に見えますが、実は紬という古くからある織り方。色合いがキレイでとても気に入っています。帯は『スナック一房』がオープンする時に購入しました。犬と猫が自転車に乗って走っている柄に、私も新たなスタート地点に立ってこれから頑張るぞ!レッツゴー!という気持ちを込めています。」

 

 

ギンガムチェックとリボンでモダンに。

「このギンガムチェック柄の着物は大好きな『DOUBLE MAISON』のもの。レースの襟とポケットが付いていて、他にはない独特の個性を放っています。リボンの刺繍が入った帯も同じブランドのもので、これを組み合わせると一気にヨーロッパっぽい雰囲気になります。日常に馴染む、カジュアルな可愛らしさがお気に入りです。」

 

 

好きな着物を着られるこの仕事が好き。

スニーカーやサンダルと合わせて自由に着物を着こなす石垣さんの話を聞いていると、洋服とまったく同じように和服に親しんでいるということが伝わってきます。

「私にとって着物は決して特別なものではないんです。着物仲間がいるわけではないので、友達は洋服、私は和服を着て出かけることも多いし、普通にこの格好でパルコとかにも行きますよ(笑)。誰かと一緒に『今日は着物を着よう』ってなると気張っちゃうから、自分の好きなタイミングでラフに着るのが性に合ってるのかなって。最近の着物は手入れもそれほど大変じゃないし、着てみると想像以上に楽しいので、同世代の女性たちにも着物の魅力をもっと知ってもらえたらうれしいです。」

 

 

スナック一房

今年2月にオープン。葡萄の紫と緑がキーカラーの居心地良い空間が魅力。フルーツサンドやピザトースト、クリームソーダなどのメニューもあるので、お酒が飲めない人でも気軽に楽しむことができる。

住所:東京都世田谷区北沢2-21-26 2B
☎︎ 03-6804-0249
営業時間:平日17:0024:30 土日祝13:0024:30
休業日:不定休

 

 

-Profile-

石垣咲紀さん(30@hitofusa_saki

東京都出身。アパレル関係の仕事を経て、この春からスナックのママに転身。日々、お気に入りの着物を纏ってお客さんを出迎えている。好きな漫画家は矢沢あいと安野モヨコ。ブルー系の色味が好きで、クローゼットの中はほとんどが黒・白・紺なのだとか。

 

 

◎撮影/安川結子 ◎取材&文/大場桃果

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mina 2021年11月号

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おいしい珈琲のある生活。/吉岡里帆

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