2023.03.25

タイ北部にある第2の都市! 初めてのチェンマイでしたい5つのコト

 

タイ第2の都市として知られるチェンマイ。首都バンコクより北方約720kmに位置しています。13世紀にラーンナー王国の首都として栄えた古都でモン族やタイヤイ族、ビルマ族などさまざまな民族の影響を受けているので、個性的な伝統や文化を体験できます。 

 

ベストシーズンは乾季から暑季にかけての11月〜5月頃で、日本との時差は2時間。訪れるにはバンコクでのトランジットが一般的でしたが、2023年2月よりタイベトジェットの関西(大阪)〜チェンマイ直行便が就航し、6時間30分でアクセスできるようになったので、週末旅行をすることも可能です。 

 

また、チェンマイ国際空港から市内中心地まで4〜5km車で約15分)と、到着後すぐに観光を開始できるのも魅力。今回はチェンマイが初めての方でも楽しめる、おすすめの過ごし方をご紹介します。 

 

 

 

チェンマイ旧市街地周辺の寺院を巡る

 

700年以上もの長い歴史を誇るチェンマイには、120にも及ぶ寺院があり、タイでも有数の信仰の場となっています。チェンマイ観光の中心地、四方およそ1.5kmのほぼ正方形の堀と城壁に囲まれた旧市街周辺には、多くの由緒ある寺院が点在しています。 

 

旧市街のほぼ中心に位置し、チェンマイで最も大きな仏塔のある寺院が「ワット・チェディ・ルアン」です。1391年、メンラーイ王朝第7代セーンムアンマー王1383~1402年が亡くなった父を偲んで建立したと伝えられています。仏塔は創建当時で高さ約80m、四角い形をした基壇の一辺も約60mと巨大です 

 

 

ワット・チェディ・ルアン 

住所:103 Pra Pokklao Rd, Tambon Prasing, Amphur Muang Chiang Mai 50200 

時間:8:00〜17:00 
料金:40バーツ 

 

 

 

 

 

チェンマイ市内で最も規模が大きく、格式高いと言われている「ワット・プラシン」。ラーンナー王朝第5代パーユー王1336~1355年によって建立されました。 

 

金色に輝く仏像のほかにも、お堂の壁には色とりどりの壁画が施されており、見どころたっぷり。地元の人々の間では、辰年の人にご利益がある寺院としても知られているそうです。 

 

 

ワット・プラシン

住所:Samlan Rd, Tambon Prasing, Amphur Muang Chiang Mai 50200 

時間:7:00〜18:00 

料金:無料 

 

 

 

 

 

通称銀の寺と呼ばれる「ワット・シースパン」。世界で最初に銀で造られたお寺で、ラーンナー様式の石組みで建築され、繊細な彫刻の上にアルミと銀の装飾が施されています。 

 

タイ国内でも銀色の寺院は珍しいそうで、多くの観光客が訪れます。本堂内はタイ北部ラーンナー地方の人々の信念によって、女性が立ち入ることが禁じられていまが、外から見だけでも壮観。日没後には、カラフルな光によってライトアップされます。 

 

 

ワット・シースパン 

住所:Wua Lai Rd, Tambon Hai Ya, Mueang Chiang Mai District, Chiang Mai 50100 

時間:7:00〜19:00 

料金:50バーツ(4月6日〜より)

 

 

寺院参拝の際は、袖のないトップスや膝が見えるボトムスだと見学や参拝ができないので、服装に気をつけるか、腰に巻き付けるサロンやスカーフの貸し出しを利用しましょう。 

 

 

 

チェンマイ名物のカレーラーメン「カオソーイ」を食べ比べ 

 

チェンマイに来たら、ぜひ食べて欲しいのがタイ北部を代表する麺料理「カオソーイ」。スパイスがたっぷり入ったココナッツミルクベースのカレースープに、ゆでた中華麺と揚げ麺を入れたカレーラーメンです。多くの店で、肉は鶏・豚・牛のいずれかを選ぶことができ別添えの野菜の漬物、玉ねぎスライス、ライムなどで味変をしながら楽しみます。 

 

ビブグルマン掲載の人気店「カオソーイ・ルン・プラキット」カオソーイ・ガイ(鶏)は1杯50バーツ。シンプルな見た目ですが、濃厚でスパイシーなスープと麺がよく絡みます。ほろほろに煮込まれたチキンにも味がしみていて美味しい 

 

 

カオソーイ・ルン・プラキット 

住所:53 Suriyawong 5 Rd, Tambon Hai Ya, Mueang Chiang Mai District, Chiang Mai 50100 

時間:9:30〜16:30 

 

 

 

 

 

他にも地元民に人気の店など数多くの名店があり、1杯50バーツ程度で食べられるので、チェンマイ滞在中は4店舗でカオソーイを食べ比べしました。スープの濃淡やトッピングの違いなどで味わいが異なるので、ぜひ食べ比べしてみてください。

 

 

 

ナイトバザールやマーケット、屋台飯やお土産を購入 

 

チェンマイ市内のチャンクラン通りでは17〜24時まで毎晩ナイトバザールが開催されます。チェンマイの伝統工芸品や衣類、食べ物などのお店が軒を連ねており、お祭り気分を味わえるはず。 

 

 

 

 

 

プルーン・ルディ・ナイトマーケット」では、平日の夜に無料ライブが開催されており、音楽を聴きながら屋台飯で乾杯できます 

 

 

プルーン・ルディ・ナイトマーケット

住所:28/3-4 Changklan Rd, Tambon Chang Moi, Chiang Mai 50100

時間:17:00〜24:00 

 

 

 

 

 

毎晩開催している夜市の他に、曜日限定で開催しているマーケットもあります。「ホワイトマーケット」は、人気のレストランやカフェが軒を連ねる「ワン・ニマン」の隣で、金日曜の15時から開催されるマーケットです。 

 

 

 

 

 

ナイトバザールとは少し雰囲気が変わり、アクセサリーや服など、ハンドメイドのクリエイターの作品が多く並びます。天然ジュエリーとシルバーでつくられたアクセサリーが個人的に大ヒット! 300バーツで購入できました。 

 

 

 

 

 

トップスは、前日にモン族市場で購入。マーケットによって雰囲気も異なり、取り扱う商品も変わるので、一期一会の出会いを楽しめますよ。

 

 

ホワイトマーケット 

住所:Suthep, Mueang Chiang Mai District, Chiang Mai 50200 

時間:金〜日 15:00〜22:00 

 

 

 

おしゃれなカフェがたくさん! カフェ巡りを楽しむ 

 

チェンマイはカフェ天国と言われるほどさまざまなカフェがあり、Wi-Fi完備ところ多いので、ノマドワーカーにも注目されています。 

 

「リストレット」は、オーストラリアでバリスタとしてキャリアを積んだオーナーによる自家焙煎コーヒー店。ラテアート大会での優勝経験もあり、地元民から観光客まで多くの人が訪れます。 

 

 

リストレット 

住所:15/3 Nimmanhemin Road, Sutep, Muang, Chiang Mai 50200 
時間:7:00〜18:00 

 

 

 

 

 

黒を基調としたスタイリッシュな内装とカラフルなラテが対象的な「Brecht Homebaked」。ピンク色のラテはストロベリーピュレ、ミルク、エスプレッソショットでつくっており、苦味のなかにも爽やかさを感じる味わい。日本によく旅行するという店員さんとのカフェトークも弾むお店です。 

 

 

Brecht Homebaked 

住所: 52/1 .1 Ragang Rd, Tambon Hai Ya, Mueang Chiang Mai District, Chiang Mai 50100 タイ 

時間:9:30〜17:00(水曜定休) 

 

 

 

タイ古式マッサージや足つぼなど、街スパでリフレッシュ 

 

タイ旅行でかかせないのが、マッサージの存在。街中には多くのマッサージ店やスパがあり、1時間200バーツ程度から受けられるので、日本よりも手軽です。 

 

滞在中は毎日のように街スパに通い、木槌のようなもので筋肉を解すトークセン、ツボ押しと筋を伸ばすタイ古式マッサージ、青空の下で受けるフットマッサージなどさまざまな体験をしました。 

 

 

 

 

 

お店を選ぶときに指標となったのが「アメージングタイランド健康安全基準(SHA)」。観光に関する衛生・感染予防基準で認証を受けているお店は衛生レベルが高いので、安心して施術を受けられます。 

 

 

 

チェンマイ旅行にはタイベトジェットの直行便が便利 

 

日本からタイへの直行便はすべてバンコク行きなため、チェンマイへの直行便は現在タイベトジェットの関空〜チェンマイ線のみ。往路便は12:30にチェンマイ着、復路便は23:00チェンマイ発なので金曜出発の日曜帰りでも充分に満喫できます。 

 

 

タイベトジェット

運航スケジュール:2023年3月26日~2023年10月28日 
VZ823 KIX08:30 CNX12:30 月・水・金・日 
VZ822 CNX23:00 KIX06:20(+1) 火・木・土・日 

 

 

 

海外旅行にも行きやすくなってきた今、タイ・チェンマイには心をくすぐるスポットたくさんあるので、非日常気分を味わいに訪れてみてはいかがでしょうか。 

 

 

 

◎取材&撮影&文/加藤あやな

店舗情報、商品情報は取材時のもので、記事をご覧になったタイミングで変更となっている可能性があります。

 

 

 

 

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冬が過ぎたら。/川栄李奈

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