2023.07.07

【名品セレクション】<モレスキン>のノートブック

 

永く愛され続ける「いいもの」には、それを裏付けるストーリーがあります。今回掘り下げるのは、大人女子の嗜みでもある文房具から<モレスキンのノートブック>です。

 

 

上質な表紙やとなめらかな書き心地で愛され続けるノートブック

 

 

表紙はオイルドレザーのような微光沢でゴムバンド付き。右からXL(25×19㎝)4,840円、ラージ(21×13㎝)4,070円、ミディアム(18×11.5㎝)3,630円、ポケット(14×9 ㎝)2,970円/モレスキンジャパン

 

 

ビジネスユースにもふさわしいノートの定番、モレスキンのノートブック。原型となったのは、20世紀後半にフランスはパリの文房具店で販売されていたあるノートブックでした。多くの作家やアーティストが愛用していたノートブックを、イギリスの紀行作家、ブルース・チャトウィン氏も愛用しており、自身の著書にも、肌身離さず持ち歩いていると綴るほどでした。

 

しかし、1986年にフランスの製造工場が閉鎖。すると、ベストセラーとなった旅行記に、愛用品に代わる頑丈でスマートなノートブックがいくら探しても見つからないと綴りました。その一節を目にしたマリア・セブレゴンディ氏らが、1997年にイタリアのミラノでモレスキン社を立ち上げ、蘇らせたのがこのノートブックなのです。

 

19世紀後半にゴッホやピカソなどの名だたるアーティストや文豪がパリに集っていたことや、彼らの創作活動にノートが欠かせなかったであろうことに思いを馳せ、ブランドストーリーが形づくられました。

 

 

作業をスムーズにするしおりつき

 

記録途中のページをすぐに開けるしおりが付属。本から着想を得たノートブックらしい機能。

 

 

使い道によって選べる4種類の中紙

 

ペンのすべりがよい中紙は横罫、ドット、方眼、無地の4種類から用途に応じて選べる。

 

 

モレスキンのノートブックは、ひと目で上質とわかる表紙やなめらかな書き心地によって、アーティストはもちろん、さまざまな人々に愛されてきました。

 

ちょっとしたメモや記録はデジタルデパイスで済む現代。わざわざ書くことを大切にしたい人、 頑張りたいことがある人に選ばれる、特別な存在感を放っています。

 

 

モレスキンジャパン

☎︎03-5962-7603

 

 

◎撮影/志田裕也 ◎取材&文/名和里穂

 

価格は税込です。店舗情報、商品情報は取材時のもので、記事をご覧になったタイミングで変更となっている可能性があります。

 

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IN MY TOWN 古川琴音 私の街で、ニットと暮らす。

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