2024.03.18

実家のような安心感! 六本木の〈北欧料理リラ・ダーラナ〉でスウェーデン料理を体験する

外国人がおすすめする“まにあっく”なスポットを訪れて、東京の魅力を再発見する企画。今回は、文化服装学院に通うアサさんがおすすめする<北欧料理リラ・ダーラナ>をご紹介。

 

手作りミートボールも店内も
スウェーデンの「実家」的な

 

アンティークの北欧雑貨が並ぶ店内。北欧の食文化や歴史も教えてもらい、ついつい長居してしまう「おばあちゃんち」のようなお店。

 

 

 

写真は店名の由来にもなった工芸品、ダーナラホース。

 

 

 

「スウェーディッシュミートボール リンゴンベリー添え」1900円
スウェーデン料理の代名詞「ミートボール」は、牛肉と豚肉を混ぜてオーナーがコロコロ手作り。
ブルーンソースを絡めポテトとリンゴベリーを乗せて食べると、あったかさと甘さが口の中にほわ~。

 

 

 

「ニシンのマリネの盛り合わせ」1900円。酢漬け、マスタード漬け、チリソース漬けの3つの味が楽しめる。

 

 

 

イースター前の断食50日前に食べるというスイーツ「セムラ」700円。

 

 

北欧料理リラ・ダーラナ

Instagram:restaurant_llilladalarna

 

 

 

おすすめしてくれたのは…
スウェーデン出身
文化服装学院ファッション工科基礎科 オールストローム アストリッド(アサ)さん

 

 

Q.日本に来た経緯は?

 

中学生のころ、たまたまYoutubeで文化服装学院の入学式の様子を見たのがきっかけでした。もちろん日本語がわからないので内容は理解できないんですが、こんなところで勉強できるなんてすごく素敵だなって憧れたんです。親に文化に行きたいと話したら、あなたは日本語喋れないし、スウェーデンにもファッションの学校はある、しかも学費がタダなのに、どうしてわざわざ日本に行くの? って正論を言われたんですけど、それでも行きたかった。現地の大学でやっていた日本語教室があったので、申し込んで必死で日本語を勉強しました。その後無事文化に入学して、今に至ります。

 

 

Q.週末はどんなことをしていますか?

 

休みの日は基本、学校の課題をやってます。頭が煮詰まったときは、街を散歩するとモヤモヤが晴れますね。特に美術館に行くのが好き。天井が高くて広い空間って落ち着くし、建築物として、見ているだけでも興味深いです。スウェーデンにも風景や自然を生かす建築、街の人が喜ぶような建築が多いから、日本の美術館にもちょっと似たところを感じるのかも。

 

 

 

Q.ここ『北欧料理リラ・ダーラナ』は、どこがおすすめ?

 

料理が美味しいっていうのはもちろん、お皿やインテリアまで現地仕様で可愛いんです。あっ、これ地元で見たことある! っていう置き物があったり、なんだか懐かしい感じがします。

 

 

Q.あなたにとって、東京ってどんなところ?

 

多様性の街。パンク、原宿、ロリータ、フレンチガーリー…いろんなファッションの人がいて、それぞれに違う個性を出している人がたくさんいるのが面白い。ヨーロッパにはあまりない文化だなと思います。あと、ご飯も美味しい!(笑)

 

 

 

Q.今後アサさんがやりたいことは?

 

レディース服のデザイナーになりたいです。できれば日本で、自分のブランドを持ちたいなと思っています。私がつくる服はガーリー系だから、甘くて可愛らしい服が好きな人が多い日本の方が、受け入れられるんじゃないかって。民族衣装や刺繍を見て育ってきた私ならではのエッセンスを取り入れた、新しいアイテムをつくっていきたいなと思っています。

 

 

-Profile-

オールストローム アストリッド(アサ)さん

スウェーデン出身で、文化服装学院ファッション工科基礎科に通う。一番好きなアニメは『魔法少女まどか☆マギカ』。

Instagram:_asayuu_

 

 

-information-

文化服装学院

Instagram:bunka_fc

 

有名デザイナーを多数輩出 
世界基準の「BUNKA」ブランド 

 

創立100周年を迎えた日本を代表するファッションスクール。髙田賢三や山本耀司といった世界で活躍するデ ザイナーの出身校として知られ、今もなおファッションの先端を走り続けている。「BUNKA」ブランドに憧れて、世界中から入学希望者が絶えない。

 

 

<STAFF>

◎撮影/MISUMI(店舗)、コレナガヒヨリ(人物)

 

mina2024年4月号より

店舗情報、商品情報は取材時のもので、記事をご覧になったタイミングで変更となっている可能性があります。

 

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mina 2024年6月号

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TO MEET THE GOOD SHIRT 私にぴったりのシャツを探しに。芳根京子

  • ◆ふたりでおんなじシャツを着る。
  • ◆これからもずっと着たい「偏愛シャツ」
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