2023.02.19

【週末“非日常”TRIP】沖縄の伝統文化にふれる、伊平屋島の旅

 

沖縄県の離島「伊平屋島」をご存知ですか? 那覇空港からバスや車で約2時間北上した、今帰仁村の運天港からフェリーで約1時間20分の場所に位置する、沖縄最北の有人離島です。

 

伊平屋島の海は透明度がとても高く、エメラルドグリーンから深いブルーまで、きれいなグラデーションを見ることができます。また、原風景や伝統が色濃く残っている島とも言われています。いま体験したい、伊平屋島の魅力をご紹介します。 

 

 

自生する植物を使って民具づくりに挑戦! 

 

沖縄に古くから伝わる民具をリデザインし、現代の生活に合う道具づくりを行っているアトリエ「種花(しゅみどか)」。カゴやバッグ、なべしきなどのほか、アクセサリーも販売しています。使われているのは、ヤシ科の植物のクバアダン月桃など、すべて伊平屋島に自生している植物。沖縄の生命力あふれる植物たちの、自然がつくった造形美を活かし、やがてまた自然に還ることができる日常用具、コンセプトにしていますその魅力噂を呼び、いまでは全国のデパートの展示や、ホテルの調度品などのオーダーもじゃんじゃん入っているそう! そんなアトリエで民具づくり体験ができるです 

 

 

約15分でつくれる魚やバッタのモチーフから、40〜50分ほどかけてつくるカゴなど、コースは数種類ありますが、今回は稲穂を使ったほうきと、月桃縄を使ったガラスの浮き玉づくりに挑戦。 

 

伊平屋島の米農家さんから収穫後に分けていただいた稲穂少量の束ずつななめに合わせ、カラーヘンプをぐるぐると巻きつけ、ほうきをつくっていきます浮き玉のほうは、廃瓶でつくられた手吹きの小さいガラス玉を、月桃編んで包んでいき、ガーランドに仕立てます。浮き球とは、古くから漁の際に使われていたもの。現在はガラス製ではなくなっているようですが伊平屋島の海を表す昔ながらのモチーフです。 

 

 

スタッフの方が丁寧に教えてくれるので、不器用でもなんとか見られるかたちに仕上がりました! ほうきはところどころにお米の穂が残ってついているのが可愛い。デスクを履くのにちょうどよい手持ちの大きさです。ガーランドは窓際などに吊るしてインテリアしたい可愛さ 

 

 

ちなみに、こちらのアトリエは古民家を改装した建物で、母屋の裏にあった家畜小屋をアトリエとしてリノベしたそう。沖縄の古民家というと赤い瓦屋根を想像しがちですが、伊平屋島では真っ白い瓦が一般的で、母屋の平屋のつくりなど、そういった文化を見てとることもできます。アトリエの裏には中庭が広がり、月桃の葉もこちらで採れます。ほかにも畑をつくって野菜を育てていたり、鶏を放し飼いにしていたり、終始のんびりした伊平屋島の空気にふれることができました 

 

 

種水土花 

住所:沖縄県島尻郡伊平屋村字我喜屋2135-63 

電話:090-1944-6702 

営業時間:9:0012:00、13:30〜17:00(最終受付16:00)  

定休日:火曜、水曜(島の行事により変わる場合あり) 

体験料金:ほうき 2,500円、月桃縄の浮き玉 3,800円 

HP:https://syumidoka.com 

 

 

 

見落としそうな小さい入口にびっくり! クマヤ洞窟 

 

お次は伊平屋島の伝説にふれる、洞窟を探検。島の北側に位置するクマヤ洞窟は、江戸時代の学者・藤井貞幹が天照大神の伝説の岩戸ではないかと唱えた場所。 

 

 

海沿いにある岩山めがけ階段を登っていくと突然、道がなくなり行き止まり!? とびっくりするのですが、大きな岩の間に切れ目があり、そこが洞窟の入り口とのこと。体を横にしてカニ歩きで進むような、ちょっとしたアドベンチャー感のある入り口ですが、中に入ってみると外からは想像できないような広い空間が広がっていました。入り口からわずかに陽の光が入る仄暗い空間はまさに神秘的静けさが広がっていました。 

 

 

クマヤ洞窟 

住所:沖縄県島尻郡伊平屋村田名 

 

 

 

どこをとっても地魚! のランチなら「海魚」へ 

 

伊平屋といえばやっぱり名物は海産。港から約1分のところにある「海魚」では、毎朝、島の漁師さんが水揚げした新鮮海の幸を、ランチでめいっぱい味わうことができます。ランチ定食はオール750円、仕入れによって変わる日替わりなのですが、この日出会えたのは、なんと「スペシャルランチと名付けられたメニュー! 魚汁そばに炊き込みご飯、刺し身、フライ、からあげ、ずくと、どの皿にも伊平屋島で採れた海産物が満載。ボリュームたっぷり。そして値段にも驚き。魚汁は白身魚がのったおそばですが、このそばにも伊平屋島のもずくが練り込まれており、ほろほろの魚の身とどごしのいいそばとの相性が抜群。炊き込みご飯には夜光貝の身出汁がたっぷりのなかは海産でいっぱい、お腹いっぱいで大満足。島の特産品や食文化にふれることができました。 

 

 

ちなみに居酒屋さんなので、夜は夜でビールと合わせたい絶品おつまみ揃ってます

 

 

海魚 

住所:沖縄県島尻郡伊平屋村字我喜屋21730 

電話:0980462544 

営業時間:11:3014:00、17:00〜24:00 

定休日:不定休(facebookをチェック)  

HP:https://kaigyo.ti-da.net 

 

 

 

マンゴー農家さんのしぼりたてジュースでひと息!

 

冬の2月でも、気温20度くらい温かい伊平屋島。そんな伊平屋島でお茶をするなら、マンゴー農家さんがやっているカフェ「はるま〜い」がおすすめ。規格外で販売できないマンゴーをどうにかできないか、とはじめられたカフェとのことですが、名物のマンゴージュース350円)以外にも、家庭菜園で採れた島野菜や野草などをつかったランチもいただけ、いつも島民たちでにぎわっているカフェです。マンゴーの季節は夏なのですが、場合によっては冷凍マンゴーでジュースをいただける場合も。冷凍とはいえ、マンゴー100%のしぼりたてジュースは、ここでしか味わえない絶品! 濃い色の見た目どおりとって濃厚で、甘さもしっかりあるですがどごしは爽やかでつい一気に飲み干してしまったほど……! 

 

 

また、ランチの日替わり定食(650円)もいただいたのですが、沖縄の方言で「チヌマン」と呼ぶ地魚のテングハギのバター焼きは身がふわっぷりっとしていて、とっても美味! 島野菜のサラダ、ピーナッツを使った自家製ジーマーミー豆腐、優しいで美味しまるで優しい笑顔で接客してくれたお母さんのようでした 

 

 

 

Café はるま〜い 

住所:沖縄県島尻郡伊平屋島島尻96 

電話:050-7115-8282 

営業時間:9:0014:00 

定休日:火、水、木曜 

 

 

 

 

もしかしたら、あまりなじみがないかもしれない沖縄の離島「伊平屋島」ですが、ひと味違った沖縄の魅力を味わえること間違いなし。だれよりも先に、体験してみませんか 

 

 

◎取材協力/沖縄県、OCVB 

価格は税込です。店舗情報、商品情報は取材時のもので、記事をご覧になったタイミングで変更となっている可能性があります。

 

 

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冬が過ぎたら。/川栄李奈

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