2022.08.11

エメラルドグリーンに輝く神秘の池! 山形・秋田“映え旅”

 

山形県と秋田県をまたぐように鎮座する、標高2,236mの「鳥海山」。その麓にある、エメラルドグリーンに輝く神秘的な池をご存知でしょうか。「丸池様」と呼ばれるその池は、インクを垂らしたような美しさ!

 

山形・秋田はほかにも写真を撮るのが楽しい観光スポットがたくさんありながら、混雑が少ない穴場の旅行先です。都心から一泊二日で行ける、山形・秋田“映え旅”をお届けします。

 

 

写真を撮りたくなる! 庄内空港から酒田市へ

 

旅のはじまりは羽田空港。7時10分に出発するANA394便に乗り、約1時間で「おいしい庄内空港」に到着します。都心に住んでいると東北は遠いように感じますが、東京から早朝便を利用することで週末でも行けるアクセスの良さ。レンタカーを借りて北上し、まずは酒田市へと向かいます。

 

最初のフォトジェニックスポットは「山居倉庫」。約130年前に建てられた米を保管する倉庫で、けやき並木と倉庫の景観がとても美しい場所です。けやきは日本海からの強風や夏の直射日光を遮り、倉庫内の温度を安定させるために植えられたもの。木漏れ日を感じながら、石畳の上を歩きましょう。

 

山居倉庫

住所:山形県酒田市山居町1-1-20
HP:​​https://sakata-kankou.com/spot/30159
アクセス:庄内空港より車で約20分

 

 

山居倉庫から車で約5分の「山王くらぶ」は、江戸時代に栄えた酒田の華やかな料亭文化を伝える施設。2階には日本三大つるし飾りのひとつ「酒田傘福」が展示され、何百個と吊るされた傘福は圧巻です! うさぎは「家内安全」、宝袋は「金運」などそれぞれに意味があり、体験工房では自分で傘福をつくることもできます。

 

山王くらぶ

住所:山形県酒田市日吉町2-2-25
HP:https://sannoukurabu.info/
アクセス:庄内空港より車で約20分
※2022年11月1日以降の展示については、変更になる可能性があるため、お問い合せください。

 

 

続いて山王くらぶより高台に向かって約3分歩いた場所にある「砂高山 海向寺」へ。2体の即身仏(ミイラ)が祀られている真言宗のお寺です。即身仏とは五穀十穀を断ち、想像を超える過酷な修行を積み、最後は地中で息をひきとり仏となった僧侶のこと。参拝時には、一つだけ願いごとを叶えてくれると伝えられています! 即身仏の写真撮影はできません。

 

砂高山 海向寺

住所:山形県酒田市日吉町2-7-12
HP:https://kaikouji-sakata.jimdofree.com/
アクセス:庄内空港より車で約20分

 

 

酒田市を訪れたら食べたいのが「酒田フレンチ」。山形・庄内地方の海と山の食材を活かした地産地消のフレンチです。初代支配人佐藤久一さんが1975年に開業した「ル・ポットフー」は酒田フレンチを代表するお店の一つ。美しく、洗練された料理が楽しめるにも関わらず、ランチは全5品で2,200円(税込)という驚きのお得感です。

 

ル・ポットフー

住所:山形県酒田市幸町1-10-20酒田駅前交流拠点施設「ミライニ」内2階
HP:https://lepotaufeu.com/
アクセス:庄内空港より車で約25分

 

 

天然とは思えないエメラルドグリーン! 鳥海山が生む絶景

 

お腹が満たされた後は車をさらに北へと走らせ、「丸池様」に到着! 静かな森に佇むエメラルドグリーンの池は、天然とは思えないほどの美しさです。神秘的な池は古くから「丸池様」と崇められている信仰の対象。澄み切った池の中では魚が気持ちよさそうに泳ぎ、倒木も朽ちることなく沈んでいます。

 

 

丸池様のそばを流れる「牛渡川」も幻想的なスポット。川底がクリアに見えるほど透明な清流に、梅花藻(ばいかも)がプカリと浮いており、まるで絵本の世界のようです。6〜7月には愛らしい白い花をつけ、見ているだけで心が癒やされます。

 

丸池様、牛渡川

住所:山形県飽海郡遊佐町直世荒川
HP:https://mokkedano.net/spot/30180
アクセス:庄内空港より車で約50分

 

 

丸池様がある山形県の遊佐町から10分ほど車を走らせると、秋田県にかほ市に入ります! にかほ市のおすすめ観光スポットが「元滝伏流水」。鳥海山に降り注いだ雨や雪が地下に浸透し、長い歳月をかけてでてきた湧き水が流れ落ちる滝です。苔とのコントラストもとてもきれいで、マイナスイオンを感じリラックスできます。

 

元滝伏流水

住所:秋田県にかほ市象潟町本郷麻針堰
HP:http://www.nikaho-kanko.jp/nature/
アクセス:庄内空港より車で約50分

 

 

旅の最終目的地は、“映え旅”でおすすめの宿「象潟(きさかた)モンゴルヴィレッジバイガル」! 日本海を目の前に、モンゴル遊牧民の移動式住居「ゲル」に泊まれるフォトジェニックな施設です。

 

象潟モンゴルヴィレッジバイガルはにかほ市でホテルを営むモンゴル人の社長が長年の夢を叶え、2021年5月にオープン。毎週土曜日にはモンゴルの伝統的な楽器「馬頭琴」の演奏もあり、ゲルでの滞在とともにモンゴルの文化を楽しめます。

 

 

ゲルの中は鮮やかな朱色で、異国情緒漂う木組みの天井が印象的。ベッドが4台あり、意外と広々! +布団1枚で最大5人まで宿泊可能です。エアコンも備わっているため、快適にグランピング気分が楽しめますよ。

 

象潟モンゴルヴィレッジバイガル

住所:秋田県にかほ市象潟町冠石下63-3
HP:https://kisakata-baigal.com/
アクセス:庄内空港より車で約50分

 

翌日は帰りの飛行機の時間まで日本海や鳥海山で楽しんでもよし、おいしい庄内空港周辺でユネスコ食文化創造都市に登録されている鶴岡の美味しいグルメを満喫してもよし! カメラやスマートフォンでたくさん写真を撮って、思い出に残る“映え旅”を楽しんでくださいね。

 

<取材協力>

・庄内空港利用振興協議会
https://www.pref.yamagata.jp/337001/kurashi/kendo/kuukou/shounaikuukou/general.html

◎取材・撮影・文/小浜みゆ

 

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記事に掲載されている店舗情報 (価格、営業時間、定休日など) は取材時のもので、記事をご覧になったタイミングでは変更となっている可能性があります。

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IN MY TOWN 古川琴音 私の街で、ニットと暮らす。

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