2023.02.27

【週末”非日常”TRIP】「W大阪」でお酒とデザインに酔いしれる。安藤忠雄さんが外観デザインを監修

 

海外旅行で感じる、ワクワク感、非日常感、開放感。それをふらっと週末で叶えられるホテルが大阪にあります。 

 

「W大阪」は遊び心あふれる、新しいラグジュアリー・ライフスタイルホテル。ホテル外観のデザインを大阪出身の世界的建築家・安藤忠雄さんが監修し、大阪らしい「粋」を感じられる空間となっています。美しい建築やデザインに感性が磨かれる、大人の遊び場「W大阪」をご紹介します。 

 

 

ブラックボックスの中に隠れた、粋な空間。「W大阪」とは 

 

世界各地に展開する「Wホテル」が日本初進出し、2021年3月に開業したW大阪。大阪のメインストリート「御堂筋」に面し、アクセスは心斎橋駅より徒歩約3分です。

 

御堂筋沿いを歩いていると、遠くからも見える地上27階建てのブラックボックス。この建物が、安藤さんが外観デザインを監修した「W大阪」です。 

 

W大阪のテーマは「大阪商人の遊び心」。江戸幕府の方針により過度な贅沢が禁止されていた当時、表地は控えめな黒でも、裏地は豪華な柄の羽織や着物を着用していた大阪商人の着こなしにインスパイアされたデザインとなっています。そのため外観はとても控えめでミニマル。巨大な鉱石による研ぎ澄まされた結晶体がイメージされています。 

 

 

漆黒のブラックボックスは、外からはその全貌がまったくわかりません。ホテルの前に立ち、扉が開くと、そこには華やかな空間が待ち受けていました……! 

 

 

この「アライバルトンネル」は日本の文化である切り絵や折り紙から着想を得た約3,000枚もの円のパターンでつくられています。インテリアのデザインはオランダのConcrete Architectural Associates社が担当。冬は雪を彷彿とさせるホワイト、春は桜がテーマのピンクなど、ライティングが季節ごとに変化します。

 

 

各国のWホテルはその土地ならではの文化をデザインに取り入れていることも特徴。W大阪も、スタイリッシュなデザインの中に、日本や大阪の要素が取り入れられています。例えばW大阪のWサインは整列した無数のクロームボールで構成されており、これは日本人の秩序を守る性格を表現。パチンコ玉にも見えるのが面白いポイントです。 

 

 

アライバルトンネルを抜けた先にあるアライバルホールは素通りしてしまいがちなのですが、ここにもデザインのこだわりが隠れています。ソファ、床、天井のデザインのベースは、すべて「麻の葉模様」。日本古来の模様を発展させたデザインなのです。 

 

 

チェックインをするために、エレベーターに乗って「W階」へ。ここは新しいカルチャーが生まれるソーシャルハブ「リビングルーム」を中心とした、W大阪の心臓部です。日の丸をイメージしたイスや提灯型のライトなど、粋なインテリアがあしらわれています。 

 

 

七色のソファの上にネオンが煌めく空間は「道頓堀」を表現。大阪を代表する繁華街が、モダンなデザインに昇華しています。 

 

 

ピンクの照明が印象的なウェルカムデスクでチェックイン。さまざまなルーツを持つスタッフは大阪らしい人情味のある温かな人たちばかりで、W大阪ではスタッフのことを「タレント」と呼びます。撮影をお願いすると、陽気に「Wポーズ」を決めてくれました! 

 

 

滞在中、相談したいことがある時には「Whatever/Whenever」デスクへ。ここではレストランの予約や花束のアレンジなどをサポートしてくれます。後ろに並んでいる84体のこけしは、宮城県の工芸品「鳴子こけし」のW大阪オリジナルバージョン。1体ずつデザインが異なり、W大阪が大切にしている「多様性」を表現しています。 

 

 

大阪の夜景を眺めながら、客室のバーカウンターでお酒を 

 

客室は全337室あり、おすすめは「ワンダフルルーム」。18〜27階の高層階に位置し、大阪の街を一望できます。約40平米の広さで、バスルームとベッドルームがひと続きになっているため、写真以上に広く感じる空間。センスあふれるインテリアに、心がときめきます。 

 

 

バスルームはシャワールームが別に備わっていて、バスタブは足を頑張ってのばしてもつかないほど広々! アメニティのバスソルトを入れて入浴すると、ハーブの香りに癒やされながら入浴できます。 

 

 

客室の注目は、ニューヨーク発のWホテルが大切にしているカクテル文化を反映させた「MixBar(ミックスバー)」。充実したリキュールとカクテルシェイカーまで備わっているので、自分の好きなようにお酒を楽しむことができます。 

 

 

夜は大阪の煌めく夜景を見ながら、好きなアルコールで乾杯。バーカウンターに座って飲んでいると、大人の階段を登ったような気がしてきます。 

 

 

ここでしか飲めない味。W大阪の真骨頂「ミクソロジー・カクテル」を体験 

 

W大阪に宿泊したら、W階「リビングルーム」でのバー体験は外せません。ワイン、ビールといった定番のアルコールのほか、Wならではのカクテル文化を象徴する「ミクソロジー・カクテル」を楽しめます。 

 

「ミクソロジー・カクテルとは『MIX(混ぜる)』と『~OLOGY(科学・学問)』を掛け合わせた造語で、ただ混ぜるだけではなく、ひと手間かけて生み出すカクテルなんです」と教えてくれたのは、バーテンダーの楠元和也さん。W大阪では見た目にもカラフルなシグネチャー・カクテルを味わうことができ、中でも女子に人気はピンクのキュートな「ハイビスカス フィズ(2,280円)」です。 

 

 

ハイビスカス フィズはまずハイビスカス ウォッカ、ラズベリーピューレ、アクアファバを合わせ、泡立て器やシェイカーで攪拌します。ウォッカはハイビスカスティーの茶葉を漬け込み、香りを移したオリジナル。ラズベリーピューレも自家製で仕込み、独自の味を生み出しています。

 

最後にW大阪オリジナルラベルのシャンパンを加えることで、甘酸っぱいラズベリーに大人な味わいをプラス。ひと口飲んでみると、フワフワの泡とともに華やかな香りがふわり……! カクテルで泡を生み出す時には卵白を使用することが多いのですが、W大阪ではヴィーガンの人でも飲めるように、ひよこ豆の煮汁の「アクアファバ」を採用しています。W大阪の粋な雰囲気にぴったりの、ここでしか飲めない味わいでした。 

 

 

平日はシャンパンも。自家製パンが絶品の朝食ビュッフェ 

 

翌朝は御堂筋を上から見渡せる「Oh.lala…」で、ラグジュアリーな朝食からスタート。ディナーではミシュラン星付きシェフ監修のニューブラッセリーを楽しむことができ、店内はフランスらしい青と白のブルトンシャツのカラーを基調としたモダンなデザインとなっています。 

 

 

 

朝食はハーフビュッフェスタイル。メインに好きな卵料理を選択し、そのほかサラダ、フルーツ、スープ、ヨーグルト、スムージー、肉料理、和食など自由に取ることができます。大阪らしい、たこ焼きも発見! 

 

 

見逃せないメニューが、毎朝焼き上げるホテルメイドのパン。サクサクのクロワッサンや可愛いフレンチブルドッグの形をしたオリジナルパンなど、目移りしてしまうほど種類が豊富です。 

 

 

卵料理の人気は「エッグベネディクト」です。自家製のカリッと焼き上げたカンパーニュに、アボカド、スモークサーモン、半熟卵があしらわれています。卵にナイフを入れると、卵黄がトロリ! 硬すぎず柔らかすぎず完璧な火入れで、さすがラグジュアリーホテルならではのクオリティです。 

 

 

平日限定でシャンパンを味わえるのも、ラグジュアリーなW大阪ならでは。朝からシャンパンを飲めるなんて……と幸せを噛み締めながら、ご機嫌に一日をはじめられますよ。

 

美しい建築やデザインに触れ、自分の中のクリエイティビティが刺激される「W大阪」。料金は1名31,625円~(2名1室利用時、サービス料込み・宿泊税別)です。大阪は安藤忠雄さんが設計した博物館・図書館や、歴史的建築物が多数見られる中之島エリアなど建築の見どころも多く、W大阪と合わせて観光するのもおすすめ。大阪で、最新のラグジュアリー・ライフスタイルホテルを体験してみてくださいね。 

 

W大阪

大阪府大阪市中央区南船場4丁目1−3

☎︎:06-6484-5355

HP:https://www.whotels-asiapacific.com/ja/w-osaka/

 

取材&撮影&文/小浜みゆ 

価格は税込です。店舗情報、商品情報は取材時のもので、記事をご覧になったタイミングで変更となっている可能性があります。

 

 

 

 

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冬が過ぎたら。/川栄李奈

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