2022.07.11

【レポート】こだわり女子の「偏愛」ライフ事情(武藤彩未さん×昭和歌謡)

自分だけのこだわりを持ち、あるモノを偏愛する女子にクローズアップするこの企画。今回は、昭和歌謡に夢中、という武藤彩未さんにインタビュー! 子どもの頃から大好きでたまらないという昭和歌謡にハマったきっかけや、のめり込んだ理由について聞いてみました。

 

 

松田聖子さんの声に心を射抜かれて、昭和歌謡にのめり込みました

歌手として活動する武藤さんが愛して止まない『昭和歌謡』。実は子どものころからずっと好きなんだとか。なぜそこまで『昭和歌謡』に惹かれたのか、その理由は?

 

「両親が松田聖子さんの大ファンで、物心ついた時には昭和歌謡がいつも身近にありました。車に乗るときも、必ず聖子さんの曲。最初に記憶に残っている曲は『ハートのイアリング』。明るくキラキラしたイントロを聴いた瞬間に、胸がぎゅーっと熱くなって“これが私の好きな音楽だ!”と思ったんです。そこに松田聖子さんの唯一無二のキャンディボイス! まさに心を射抜かれました。一瞬で沼落ちしたんです。作詞家の松本隆先生の書く歌詞がとても素敵で。

 

『白いパラソル』という曲のなかの“涙を糸でつなげば真珠の首飾り”というフレーズを聴いて、悲しい涙を真珠の首飾りという美しいものに例えられる、その発想に感動しました。当時の歌謡曲は作詞家がひとつの物語を作り上げて、それを歌手が演じるという構成が多いんです。作り込まれた世界観に浸って曲を聴くと、情景を思い浮かべることができる。そこがすごいんですよ」。

 

 

武藤彩未さんのお気に入りのレコード3枚

『midori』 飯島真理

1985年に発売された、飯島真理の3rdアルバム。POPでキュートな仕上がりの楽曲が詰まった名盤。「透き通るクリアボイスで、声がめちゃくちゃ良いんです。いい曲だらけで、最近は歌い方を意識することも多く、影響されている部分がたくさんあります」。

 

『TELESCOPE』 鈴木 茂


日本の音楽史に残る細野晴臣、大瀧詠一、松本 隆とのバンド"はっぴいえんど"での活動を経て発表した、ギタリスト&プロデューサー鈴木 茂のソロ4作目。「『イメージ・チェンジ』は、ちょっぴり女々しい歌詞ですが、アレンジが爽やかで明るい気持ちになれます」。

 

『LOVE LIFE』 CINDY

山下達郎バンドでバック・コーラスとしても活躍した、CINDYのデビュー・アルバム。あのスティービー・ワンダーも2曲参加しているシティポップの傑作。「本当に歌声が素晴らしい。再発盤で知ったのですが、本物を探し続けてオリジナル盤に出会えました」。

 

 

昭和のサウンドは私の胸を高まらせ、奮い立たせてくれる

自身が歌手を目指すきっかになったのだから、武藤さんにとって、昭和歌謡の影響力は計り知れません。レコード屋を回るようになったのはここ3年くらいだそう。レコードに興味を持った理由は?

 

「当時の音を当時の音源で聴きたくて、レコードを集め始めました。今回伺った『General Record Store』もよく立ち寄るお店。アナログレコードならではのノイズや、針を落とす瞬間のワクワクがたまらないんです。今持っているのは全部で50枚くらいですが、欲しいレコードはすごく高くて気軽には手が出せないので、少しずつ買い足しているところ。

 

昭和のアイドルの曲はたくさん聴いてきたので、最近はシティポップや和製AOR系を聴いています。中でも竹内まりやさんの曲は本当に素敵。特に名曲『Plastic Love』は、聴いた瞬間に痺れました。今は、新しいジャンルも開拓中。そしていつかはDJにも挑戦したいんです。私が影響を受けた“昭和のサウンド”を同世代の人たちにもどんどん聴いてもらいたいです」。

 

-Profile-


武藤彩未さん(26) @_mutoayami_
茨城県出身。大好きな80年代を思わせる、どこか懐かしくも新しいレトロポップな楽曲を中心に歌う歌手。今どうしても欲しいレコードはシュガー・ベイブのもの。昭和な雰囲気がするレトロ喫茶巡りも大好き。

 

 

SHOP INFO

General Record Store


ロック、歌謡曲はもちろん、ちょっとヘンテコなワールドミュージックを集めた「世界の果て」コーナーは必見! 7インチの品揃えも大充実で、すべて試聴も可能です。レコードや楽曲についてわからないことは知識豊富なスタッフさんに質問すると丁寧に教えてくれます。

住所:東京都世田谷区北沢2-8-4 松田ビル 1F
電話番号:03-6804-7414
営業時間:13:00〜20:00
定休日:無休
@generalrecordstore

 

◎写真/酒井貴弘(addict_case) ◎取材・文/橋本いずみ

 

2022年mina8月号より

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