2023.02.14

温度を選べる燗酒で日本酒の新境地を開拓してみる? <スタンドバーサカグチ>

 

mina本誌で美味しいお酒が飲める店を紹介する「東京深酒場」連載より、四ツ谷にあるお店を紹介します。

 

 

創業102年の酒店が経営する格安立ち飲み

「美味しいお燗酒が飲める店」と書かれた看板に誘われて、今宵は四ツ谷駅にあるスタンドバーサカグチへ。看板横の扉に吸い込まれていく仕事帰りとおぼしき団体さまの後に続くと、すでに先客で賑わう活気ある光景が広がる。

 

創業102年という酒屋さん直営のこちらの店は、厳選した日本酒やこだわりのサワーを手頃に飲めるとあって、18時前には席が埋まることもしばしば。1階も2階も立ち飲みで、禁煙の1階と喫煙可能な2階では少々雰囲気が異なる。ウッド調のカウンターやしゃれた照明を配した1階は女性客や男女のグループも多いが、2階はサラリーマンのオアシスといった感じ。お酒のお供には一品料理や軽いつまみが用意されており、レギュラーメニューのほかにも旬の食材を活かした季節のひと皿も。

 

 

日本酒は半合から頼めていろんな温度で飲み比べできる

燗酒は錫(すず)製のちろりで温めるというこだわりも。錫がお酒の口当たりをまろやかにするそう。

 

扱う日本酒は、定番が10種と、季節限定ものが3〜5種。1合440円〜という低価格に加え、半合で注文できるところもお酒を味わってほしいという酒店らしい気遣いが感じられる。さらにお燗の温度は、30度前後〜55度の範囲で6段階から選べるという嬉しいサービスも。

 

菊池店長によると、日本酒は、お燗の温度で味や香りががらっと変わるので、同じものを違った温度帯で半合ずつ飲み比べるのもおすすめなんだとか。「米や麹の香りを最大限に楽しむなら35度前後、きれのある口当たりがお好きであれば50度前後など、温度による風味の違いを味わってみてください。飲み慣れた日本酒でも温度を変えて飲んでみると、違うお酒みたいに感じるんですよ」(菊池店長)。燗酒でじんわり温まる気持ちよさは、冬の醍醐味。ここに来れば、楽しい燗酒デビューが果たせそう。

 

 

ここでしか飲めない酒蔵直送の生詰め酒も

岩手県の酒蔵『あさ開』から樽で直送される新鮮な生詰め酒が飲めるのは日本でここだけ。飲みごたえがありながら、すっとした口当たりときれのある後味とのギャップがくせになる。香りが立つぬる燗もおすすめ。1合540円。

 

 

日本酒のほか、果実酒やサワー類も充実! なかでも女子のオーダー率が高いのは、静岡県の老舗茶問屋『茶匠 丸玉園』の茶葉を使ったお茶割り(480円)。和紅茶、ほうじ茶、抹茶入り玄米茶の3種で、一番人気は和紅茶だ。香り高くすっきりとした後味が、飲みやすいと評判。

 

 

スタンドバーサカグチ
住所:東京都千代田区麹町6-6-7 1、2F
休日:土曜、日曜、祝日
☎︎03-3239-0222
【Instagram】@standbarsakaguchi
【お客の男女比】7:3
【おひとり様の割合】4割
【席数】70
【混雑する日】月曜〜木曜17時〜19時、金曜終日
【ビール1杯の価格】480円〜
【お通し】なし
【ランチ営業】なし
【現金以外の支払い対応】クレジットカード

 

 

◎撮影/野呂美帆 ◎取材・文/金城和子
価格は税込です。店舗情報、商品情報は取材時のもので、記事をご覧になったタイミングで変更となっている可能性があります。

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