ぱっと見は落ち着いていて、クールな印象のRyoheiくん。
だけど実はひょうきんもので、現場ではいつも盛り上げ役。
そんなギャップのある彼は、あらゆることに好奇心旺盛で、ついのめり込んでしまう”オタク気質 “な一面が。
特に学生時代から沼っているという古着の話を始めると、も〜う止まらない!
クセありなデザインが多い70年代のものから、ブランド古着、 レギュラー古着まで幅広く収集してきた彼だが、特に夢中になっているのが「ユーロミリタリー」だという。

ミリタリー服の“本物”感に惹かれます
「ミリタリー服の魅力は、機能性とコスパの良さです。実戦に備えた防風性のあるレザーベストから、戦時中の寝巻きとしてつくられたスリーピングシャツまで幅広いですが、機械の性能も繊維技術も今ほど発達していない時代のものなのに、とにかく兵士が過ごしやすいように工夫されてる。縫製も頑丈で、今の既製服で同じクオリティを求めたら、きっとそれなりの値段になるよなって思うものばかり。これが軍の支給品としてつくられていたと考えると、完成度の高さに驚きます」(Ryohei)
彼がミリタリー服を選ぶ基準は、年代や希少性といったデータではなく、あくまでアイテムそのものの個性だという。
「僕は“古いから”“珍しいから”で選ぶタイプではなくて。ミリタリー服って、ディテールやダメージひとつひとつに理由があって、そこに当時の人の暮らしや物語が見える。再現した現行品とは違って、ヴィンテージのミリタリー服はオリジナル。“本物”を着ている感覚が好きなんです」(Ryohei)

Ryoheiくんが私物のヴィンテージミリタリーで組んでくれたコーディネート。40〜50年代のジャーキンベストは町田の古着屋さんで見つけたレアものなんだそう。「オリジナルのボタンが4つすべて揃っているという奇跡的な状態で、興奮しました!」(Ryohei)
ようやく出会えた一着には特別な愛着が湧く!
また、欲しいものが簡単には手に入らないところも、ミリタリー服の魅力だという。
「海外の方の体格に合わせてつくられているので、たとえばパンツだと、ウエストが大きいものが多かったり、動きやすさを重視して丈が短く設定されていたりする。だから自分に合うジャストサイズってなかなか見つからないんです。1年探しても出会えないってこともザラ。でも、ある日何気なく見ていた古着屋のオンラインサイトでふと見つけたりする。そのときの“これだ!”っていう高揚感はたまらないです。時間をかけて手に入れたものだから、より大事にしたくなりますしね」(Ryohei)
さらに彼からすると、ミリタリー服は、人と被ることさえポジティブに感じられるんだとか。
「同じモデルを着ている人を見かけたら、“仲間だ!”って思う。着こなしが違えば、それもおもしろくて刺激になります」(Ryohei)

それぞれの背景をもつミリタリー服は、着る人によって、また表情を変えていく。
次々と新しいものを取り入れるよりも、そうやって物語を重ねていけるものを大切にしたい、そんな彼の価値観が垣間見えた。
Profile
Ryohei
Instagram:@ryohei_chijiwa
1997年11月3日生まれ。福岡県出身。ファッション広告や雑誌を中心に、テレビCMやショートフィルムなど映像分野にも活動を広げる。
Photo / Shimoda Naoki Hair & Make-up / Taniguchi Rina
※衣装はすべて本人私物です。
2026年mina2・3月合併号(2026年1月20日発売)より
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