外に出るのがちょっと億劫な梅雨どき。でも誰かと話したり、笑ったりする時間はやっぱり大切! そこで今、ちょっと気になっているのが、“ホームパーティ(以下ホムパ)”という過ごしかた。とはいえ、準備や段取りを考えると少しハードルが高い気もする……。というわけで今回は、編集部・矢野がとあるリアルな週末のホムパに潜入してきました! 初心者さんでも始めやすい、ちょっと真似したくなる“ちょうどいい”ホムパをお届けします。
今回お邪魔したのは……会社員・梅村さん宅!
梅村さん(27歳)は、都内のアパレル企業に勤める会社員。そんな彼女と、同じ会社の同期・野中さん(28歳)、後輩の小林さん(25歳)は、仕事でもプライベートでも仲良しな3人組です。ホムパにはまるきっかけは、去年の梅村さんの引っ越し。3人がご近所同士になったことで、定期的に集まるようになったそう。「外食もいいけど、家なら自分たちのペースで好きなものを楽しめるし、コスパも良い!」と梅村さん。いまや週末のホムパは、3人にとって欠かせない楽しみになっているんだとか!
過去のホムパ事情☑️和洋中、ジャンルはなんでもあり! 季節やイベントならではの献立も。(個人Instagramより)
16:00 集合! ホムパ準備は買い出しからスタート
16:00、梅村さん宅の最寄り駅で待ち合わせです。まず向かったのは、地元で人気の八百屋さん。新鮮な野菜がお手頃な価格で手に入るとよく通っているのだそう。そのあとはパスタの乾麺や飲み物などを買いに、大型スーパーへ! 冷蔵庫にあるもの、ないものを話しながら、買い足すものを相談していきます。コストを抑えつつ、品ぞろえや価格を見ながらお店を使い分けるのも重要なのかも!
ホムパ事情☑️ブンブンチョッパーは、キッチン以外でも使えて便利。ホムパにも大活躍!
いざ準備開始! まずは、事前にリサーチ済みのレシピ動画をもう一度みんなでおさらい。「具材はどのタイミングで入れる?」「ここでもう一品準備できそう!」と、わいわいしながら調理開始です。キッチンにはレシピ動画を流すためのスマホもセッティング! 動画を同時に流しておくことで、焼き加減やタイミングなどが分かりやすくなります。
ホムパ事情☑️こんな時に役立つのが、再生速度の調整機能。調理のペースに合わせて、焦らずゆっくり。
料理はビジュアル×手軽さでバランスよく!
メニューのポイントは、「手軽につくれて、取り分けやすくて、華やかに見えること」。なかでも盛りあがったのが、サーモンのレアカツ! 衣をつけて揚げるだけのシンプルな工程なのに、この断面の美しさに一同大興奮。パーティー感がぐっと高まりました。無理せず、時間もコストもかけすぎず、でもちゃんと気分が上がる。そんなちょうどいいバランスを楽しむのが今のホムパのトレンドみたいです。
この仕上げですべてが決まる! 真剣モードでセッティングに挑みます。
準備もいよいよ大詰め。「この辺もうちょっと寄せる?」「ここに色が欲しいかも!」と、セッティングに全集中です。こうして、思わずカメラを向けたくなる、”本日のホムパ”がついに完成です! せっかくなので、ホムパでのセッティングのちょっとしたコツもご紹介します。
1.缶ビール・酎ハイなどのドリンク類はグラスに移しておく
2.お皿は実際に使う数でなく、写真のバランスで調整を
3.“真上からショット”で一枚の画にまとめる
梅村さん撮影:プッタネスカ/サーモンのレアカツ+柴漬けタルタル/とろとろなすのチーズと塩昆布添え
料理に応じてお皿の色味や大きさを意識してみると、全体にまとまりがでて写真もよりいい感じに! ちなみに梅村さんが使っている食器は、旅先で出会った焼き物や、日常でふと手に取ったものなどさまざま。食器やカトラリーにもこだわってみると、いつもの料理もぐっと楽しくなりそうですね。
話題は”推し”から仕事に、恋愛、貯金のことまで。止まらないリアルトーク。
乾杯して料理の感想で盛り上がったら、そのままトークタイムに突入。最近の“推し”に関する話から始まって、気づけば仕事に恋愛、貯金……と、話題が次々に展開していきます。
ちなみに、解散のタイミングは、終電で帰る人、自転車で帰る人、泊まっていく人もいて、それぞれが自分のペースで過ごしてるとのこと! こんなゆるさも、ホムパのいいところ?!
かけた手間もお金も、等身大でちょうどいい
ホムパ事情☑️クライマックスはみんなで味わう食後のデザート!
気になる予算や準備時間ですが、買い出しから調理まで含めて、所要時間は約2〜3時間。かかった金額は、食材とドリンクを合わせて、ひとりあたり2200円ほどでした。そして忘れちゃいけないのが、手みやげ! 会によって変動はありますが、2000〜3000円くらいが相場のようです。おつまみやスイーツ、ドリンクなど、その場でシェアできて、少し気分が上がるような一品を選ぶのがポイント! ちなみに私はこの日、写真のぶどうジュースを持参しました。喜んでもらえる瞬間は、渡す側にとっても幸せな気分になりますね!
「次は何つくろうか?」と、すぐにまた集まりたくなる、そんなホムパの魅力をお届けしました。お酒好きの人がいたり、一品持ち寄りスタイルだったり……どんなバリエーションがあるのか、想像するだけでワクワクします。
もし周りに気になる会があったらぜひ、編集部にお声がけくださいませ!(笑)
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