眉月じゅん原作の漫画を実写化した映画『九龍ジェネリックロマンス』が本日公開。かつて香港に存在した”九龍城砦”を舞台に、過去の記憶がない鯨井と、誰にも明かせない秘密を持つ工藤のふたりが織りなすミステリー・ラブロマンスです。主人公・鯨井令子を演じたさん吉岡里帆 さん、工藤 発を演じた水上恒司さんに、作品への思いや撮影時のエピソードついてインタビュー。また、プライベートな“オフの過ごし方”についてもお話を伺いました。
−−作品の見どころを教えてください。
吉岡:撮影は、物語の舞台であるかつて香港に存在した“九龍城砦”という街を再現するために真夏の台湾でおこなわれて。登場人物たちは常に汗をかいていて、でも、それが色っぽい。その空気感が台湾の暑さや光によって表現できたと思います。ごはんも美味しくて、白菜の鍋が特にお気に入りでした!
水上:(カメオ出演の)関口メンディーさんが派手に暴れているサンバのシーンは実際の住宅街で撮影されて。朝7時ぐらいからどんちゃんどんちゃん大騒ぎ。住んでいる人に怒られたらどうしよう……って(笑)。
吉岡:すごい音量だったもんね(笑)。
水上:でも、現地の皆さんはニコニコ見てくれていて。その温かさによって成り立っている作品だと思います。
吉岡:演じた鯨井令子に関してはとにかくビジュアルを原作に近づけたいと思って、髪の毛も何年か振りにばっさりカット。水上くんが演じた工藤 発は漫画から飛び出してきたみたいで、原作ファンの方も納得だと思う。
水上:えぇー、そうですか?
吉岡:アニメを観て、余計にそう思ったかも。喋り方のくせなど、テレビアニメ版で杉田智和さんがつくられた“工藤 発像”とシンクロしていて驚きました。
水上:有難い限りです。僕が吉岡さんとの撮影で印象に残っているのは序盤の屋上のシーン。工藤がいきなり近づいて、鯨井の耳を触り「鯨井、鼻毛出てんぞ」と言うんですけど、そのときの表情が忘れられない。好きな人が接近してきたドキドキもあるだろうし、いろんな感情が伝わってきました。
吉岡:実写映画版では“恋って理屈じゃないよね”というメッセージが全面に打ち出されているなと思っていて。それを象徴する1シーンでもあると思うので、私も大好きなシーンです。
−−気になるおふたりの”オフ”について。オフはどのように過ごされてますか。
吉岡:休日はライブや舞台など、何かしら観に行くことが多いです。先日は加藤登紀子さんの60周年記念コンサートと大人計画さんの舞台を、一日に二本立てで行ってきました(笑)。
水上:いいですね。オフを謳歌してる。僕の最近の休日はほぼ家で過ごしてますね。今、次の作品までの狭間なんですけど、やっと掃除や家事をする時間もできて。家事はもともと超好きなんですけどね。こんないい旦那になる奴いねーぞ、っていうぐらい(笑)。
吉岡:いいですねー。生活力大事!
水上:家事の中でも特にこだわりが強いのが洗濯物を干す工程。
吉岡:へぇー。どんなこだわりが?
水上:ピンチがたくさんついている角ハンガーに、真ん中から順番に同じものを干していくんです。パンツ、パンツ、タオル、靴下って。きれいに並んでると気持ちいい。面倒臭いですよね(笑)。
吉岡:いや、おもしろい(笑)。個性が出ていていいなって思います。
水上:(映画『九龍ジェネリックロマンス』の)工藤がテーブルの上の調味料をきれいに揃えるみたいな感覚ですよ。
吉岡:調味料に神経質になっちゃう工藤の気持ちもわかるんだね。私も家事は好きで癒やしの時間。食洗機に負けないぐらいきれいに洗うというのがこだわりで、隙間も洗えるスポンジを使い、 細かい場所まで磨き上げるのが好き。
水上:アハハハハ!!
吉岡:笑ってるけど、人のことを言えないからね!
水上:やっぱり役者って変な人間ばかりだなと思って(笑)。
吉岡:最近は盆栽にも癒やしを感じていて。大きな紙の上に植物を並べて剪定してあげて、「可愛いねー」と話しかけながら、スポイトで水をあげるのが至福のとき。煎り大豆を食べながらやったりしてて、どんどんおばあちゃん化していってるなと思うけど(笑)。
水上:あと、いかそうめんでしょ。
吉岡:そう。最近、体にいいおやつにはまっていて。ちょっと丁寧な生活をしているなって思います。
水上 :#丁寧な暮らし(笑)。
PROFILE
よしおか・りほ●1993年1月15日生まれ、京都府出身。近年の出演作に映画『正体』、ドラマ『御上先生』など。9月26日公開の『THE オリバーな犬、(Gosh!!)このヤロウMOVIE』や26年大河ドラマ『豊臣兄弟!』にも出演。
みずかみ・こうし●1999年5月12日生まれ、福岡県出身。出演作に映画『あの花が咲く丘で、君とまた出会えたら。』など。10月3日公開の『火喰鳥を、喰う』、12月5日公開の『WIND BREAKER/ウィンドブレーカー』の両作品で主演を務める。
MOVIE
『九龍ジェネリックロマンス』
九龍城砦で暮らす過去の記憶がない鯨井令子(吉岡⾥帆)と誰にも明かせない過去を持つ工藤 発(⽔上恒司)。 ふたりの距離が近づくほど、九龍の謎は深まっていき……。過去と現在が交錯するミステリー・ラブロマンス。かつて香港に存在した”九龍城砦”を再現するために、狭く雑多な路地裏の商店などの古い街並みを残す台湾にて真夏のロケが敢行された。
全国公開中
主演:吉岡⾥帆、 ⽔上恒司
企画・配給:バンダイナムコフィルムワークス
© 眉月じゅん / 集英社・映画「九龍ジェネリックロマンス」製作委員会
〈吉岡さん分〉ドレス 269,500円/マルニ ジャパン クライアントサービス(マルニ) イヤリング 34,100円、チャーム 20,900円、ルビーリング 110,000円、ピンキーリング38,500円/以上アガット
〈水上さん分〉シャツ ¥58,300/ニューレーベル(スタジオ ファブワーク) ニットポロ ¥35,200/メゾン エ ヴォヤージュ(メゾン エ ヴォヤージュ麻布台ヒルズ店) その他スタイリスト私物
◎Photo / Kakuta Wataru (TRIVAL) ◎Styling / Goto Hitoko (Yoshioka Riho) , Fujinaga Shohei (Mizukami Koshi) ◎Hair&Make-up / Aya (TRIVAL / Yoshioka Riho) , Rei Takamatsu (Mizukami Koshi) ◎Text / Sekikawa Naoko ◎Design / Hike Naomi
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