2022.08.06

【レポート】こだわり女子の「偏愛」ライフ事情(Kaho Fujiwaraさん×ミリタリー)

自分だけのこだわりを持ち、あるモノを偏愛する女子にクローズアップするこの企画。今回は、ミリタリーアイテムが好きでたまらないというKaho Fujiwaraさんにインタビュー! どうして興味を持ったのか、その理由について聞いてみました。

 

 

ミリタリーアイテムの奥深い背景をひとつひとつ学ぶのが楽しみ

学生時代に大阪の古着屋さんで“M65フィッシュテールパーカー”に出会ったことで、ミリタリーにハマったというKahoさん。どんなところに興味を持ったのでしょうか?

 

「袖口のボタンループのボリュームがあるデザインが可愛くて。それが実はUS軍の防寒用のアイテムだと知って驚きました。そこから“ミリタリー”に興味を持ち、その服がどこで、何のために作られたかを調べるようになりました。たとえば、いつも履いているチノパンも、もともとは軍服のひとつで白色の戦闘服でした。それだと目立つので今の色に染められたと聞いて、なるほどって感じでした。

 

素材や色はもちろん、機能性にも“背景”があるのが、ミリタリーアイテムの奥深さです。当時は機能重視で作られた服が、現代で見るとファッショナブルだったり、年代物であればあるほど、永い時代を経て今なお存在し続けていることにロマンを感じます。アイテムの歴史を調べて知識やうんちくを得て、自分のためになるのも楽しい。“わかる人だけにわかる価値”を知ることがなんだかとても嬉しくて、沼にハマりました」。

 

Kaho Fujiwaraさんのお気に入りのコーディネート3つ

メッシュのニットソーが主役のモノトーンコーデ

デンマーク軍の「ベースレイヤーネットT」は、メッシュ素材で体温維持しやすいように、速乾性や保温性が高いのが特徴の、とても機能的なアイテムなんです。そこにキレイめなハーフパンツを合わせて、全体的に黒で統一感を出しました。

 

全身ミリタリーもコーデの組み合わせ方で今っぽく

ベルギー軍の「キルティングベスト」、ロシア軍の「ボーダーT」、US軍の「スノーカモパンツ」をMIX。インナーをモノトーンにして、カーキのベストをアクセントにしました。スノーカモパンツは雪の中でも目立たないように白になったんだとか。

 

オーバーサイズコーデは革靴合わせですっきりと

US軍の「M65フィッシュテールパーカー」は、裾のデザインが魚の尻尾みたいなのでフィッシュテールなんだとか。スウェットパンツを合わせてトレンド感を演出しました。カジュアル過ぎないように、足元はローファーできちんと感をプラス。

 

 

年代物であればあるほどその存在にロマンを感じるんです

トータルの色味を統一させてバランスを取ったり、カジュアルダウンしすぎないようにローファーやきれいめ小物を合わせたり。Kahoさん流の着こなしの楽しみ方とは?

 

「ミリタリーアイテムが作られた背景を知るには、古着屋のスタッフさんに積極的に質問しています。たとえば、US軍のアイテムは、洋服に付いたミルスペックというタグに商品名、年代、素材などがすべて書かれている、ということをお店の方に教えてもらってから、気になるアイテムを見つけると洋服を裏返しタグをチェックするようになりました。

 

バックボーンを知った上でミリタリーを着る。そうやって“一期一会”の出会いをしたアイテムは、コレクター的に収集するのではなく、トレンド感のあるスタイリングに落とし込んで日常的に着こなすのが私らしい楽しみ方。それだけで、おしゃれに差を付けられる気がしています」。

 

 

-Profile-

Kaho Fujiwaraさん(24) @tempete617 hérit(エリタ)@herit__official
大阪府出身。ファッションデザイナー。ミリタリーをはじめ、メンズライクな着こなしが好きというKahoさん。今年の秋からは、自身のブランド「hérit(エリタ)」を再ローンチ予定。

 

SHOP INFO

Slat本店

 
老若男女問わず、古着やヴィンテージ好きに人気の高円寺にある古着店。普遍的なデニムやミリタリーなどのベーシックなアイテムを中心に、アメリカなどで買い付けた古着を取り扱う。ミリタリーアイテムの取り扱いも豊富と評判。毎月第2土曜日の入荷日は要チェック。「『Slat』は、アメリカのミリタリーものの品揃えが豊富だし、しかも比較的優しい価格設定なのも嬉しい。スタッフさんがすごく気さくなので、ミリタリーについていろいろと教えてもらっています」。(Kahoさん)

住所:東京都杉並区高円寺南4-6-1
電話番号:03-5913-8470
営業時間:月〜金 12:30〜19:30  土・日12:30〜20:00
定休日:不定休

@slat_vintage_clothing

 

 

◎写真/猪原 悠 ◎取材・文/橋本いずみ

 


記事に掲載されている店舗情報 (価格、営業時間、定休日など) は取材時のもので、記事をご覧になったタイミングでは変更となっている可能性があります。

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mina 2022年12月号

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あの街、冬さんぽ。/
清野菜名

  • ◆行くなら、やっぱり温泉宿。
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