2022.01.24

【レポート】こだわり女子の「偏愛」ライフ事情(澤田紗季さん×ポーリングアート)

自分だけのこだわりを持ち、あるモノを偏愛する女子にクローズアップするこの企画。今回は、ポーリングアートに夢中だという澤田紗季さんにインタビュー! ハマったきっかけや制作の楽しさ、特に気に入っている作品について聞きました。

 

 

毎回まったく違う仕上がりに。予想できないところが楽しい。

コロナ禍をきっかけに家の中でできる趣味を探していたところ、ポーリングアートに辿り着いたという澤田さん。YouTubeなどで方法を学び、1年ほど作品づくりを楽しんでいます。制作過程は意外とシンプルで、絵の具にポーリング液や水を混ぜたものを何色か用意したら、キャンバスや木枠の上に垂らしていくだけ。

 

「色を載せた上から、ストローで吹いたりドライヤーで風を送ったり、いろんな方法で動きを加えていきます。ポーリングアートは作り方が自由で、失敗がないからこそ楽しい! 乾かすと色味が変わるので、最初は微妙だった作品が一日経ったらいい感じになっていたことも。最後まで何ができるか分からないので、即興を楽しむアートだなと思います」

 

 

澤田さんのお気に入り

お母さんからのリクエストで、いつもとは違う仕上がりに。

「母から『いつも青ばっかりだからたまには赤系の色を使ってみれば?』と言われて。普段の私なら作れない色合いで、ちょっと情熱的な雰囲気になりました」お母さんにプレゼントし、実家のキッチンに飾られているそう。

 

余白が効いていてバランスの取れた一枚。

ドライヤーを使って液体を広げる工程を始めて成功したという作品。「何度か色を追加して調整しました。とても気に入っているので、自分の部屋の目につく場所に飾っています」

 

自然界に存在しそうな不思議な色合いが魅力。

暗い色の中に宝石が眠っている姿をイメージしたそう。ゴールドの差し色がアクセントに。「大理石のような色合いを目指して作ったところ、絶妙な立体感のある作品になりました」

 

 

時を忘れて熱中し、気持ちのリフレッシュにもつながる。

制作中は手袋をつけず、手を汚しながら作るというのも澤田さんの小さなこだわり。心を無にして集中するため、気づくと2~3時間経っていた……なんてことも多いのだとか。

 

「大人になってこんなに手が汚れることってなかなかないから、なんだか気持ちいいんです。服に絵の具が付いちゃっても、それはそれでかっこいいかなって(笑)。友達から『ワークショップやってよ』とお願いされることも多いので、汚れてもいいって方がいたらぜひ一緒に作りたいです! あとは、これまでに作ったけっこう溜まってきたので、いつか個展を開けたらいいなと夢見ています」

 

 

Profile

澤田紗季さん(30)@sawachan_beams

神奈川県出身。BEAMS CREATIVE INC.でイベントプランナーとして働く。好きな色は青・紫・ゴールドで、ポーリングアートを作る際にも自然とその色を選んでしまうのだそう。

 

 

◎撮影/染谷かおり ◎取材&文/大場桃果

 

2022年mina2月号より

MAGAZINE

mina 2024年6月号

COVER STORY

TO MEET THE GOOD SHIRT 私にぴったりのシャツを探しに。芳根京子

  • ◆ふたりでおんなじシャツを着る。
  • ◆これからもずっと着たい「偏愛シャツ」
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