2022.11.04

舞台『歌妖曲〜中川大志之丞変化〜』出演・中川大志さん×浅利陽介さんインタビュー

 

音楽劇『歌妖曲〜中川大志之丞変化〜』では、中川さんが演じる、醜い風貌と不遇な宿命を背負った鳴尾 定が、昭和の歌謡界を席巻する美貌の 歌手・桜木輝彦へと変身を遂げて、自分を虐げてきた一族への報復を誓う復讐の物語。定と手を組み、裏社会でのし上がろうとするチンピラ・徳田誠二を浅利さんが演じる。

 

 

――役作りをする上で、何か意識されたことはありますか?

 

中川:鳴尾 定の過酷な境遇は僕には想像もつかないけど、役を作っていく上で、僕自身の中にあるトラウマや目を背けたい記憶を引っ張り出し、少しでも通ずる部分を見つけて、増幅させていくような作業が必要だなと思っています。

 

浅利:徳田はチンピラから組を持ち、芸能プロダクションの社長へと登り詰めていく。その成り上がっていく様を大事に演じたいなと思いますね。

 

 

ーー本格的な舞台初挑戦にして座長を務める中川大志さん。ご自身の名を冠する作品に対してはいかがですか?

 

中川:企画段階では“(仮)”とついていたので仮タイトルだと思っていたのに、まさか本当に自分の名前がつくなんて……。宣伝などで、自分で作品名を言うこともあるので照れ臭いです。

 

浅利:恥ずかしいよね (笑)。でも、自分の名前が入るなんてそうそうないことだから、ちょっと羨ましい気もするよ。

 

中川:もう逃げられないなって感じで緊張しますし、プレッシャーも感じています。

 

 

――作品を飛び出し、桜木輝彦名義でレコードデビュー&シングル配信もされるそうですね。

 

浅利:LP (レコード)、かっこいいね。

 

中川:劇中でも歌う2曲をレコーディングしました。ボイストレーニングは年半前からやってきたんですけど、稽古前の役を掴めていない状態で歌うのは難しかったですね。だから舞台本番と、配信やLPで世の中に出る歌は、同じ楽曲でも全く違ったものになるかな、と。

 

浅利:曲を聴いた上で舞台に足を運んでもらったら、その違いも楽しめると思う。僕もレコード聴くの楽しみだよ。

 

中川:まさか自分の声が乗ったレコードができるとは思ってもいなかったので、貴重な経験ですし、嬉しいです。

 

 

――撮影中も笑顔で語らい、仲睦まじい雰囲気のふたり。出会いは8年前、ドラマ『金田一少年の事件簿N』での共演。

 

中川:14歳の頃、初めてご一緒して。

 

浅利:大志くんはいい意味で、あまり変わらないよね。当時から落ち着いていて、現場でもオドオドすることなく普通に居る。大人っぽい印象だった。

 

中川:浅利さんは優しいお兄ちゃんです。

 

浅利:それ、方々で言って(笑)。

 

中川:方々で言います(笑)。浅利さんがいると現場が明るくなり、安心感もある。今回、他の共演者さんとは“初めまして”なので、本当に心強いです。

 

浅利:自分ひとりではどうしようもなくなることもあると思うので、何かしら一助になれたらいいかな。何か気づいたら声をかけるかもしれないし。(共演者の)徳永ゆうきを行かせるかもしれないけど(笑)。公私ともに大志くんのセコンド役になれたらいいなと思いますね。

 

 

PROFILE

(右)あさり・ようすけ●1987年8月14日生まれ、東京都出身。代表作はドラマ『コード・ブルー −ドクターヘリ緊急救命−』、『相棒』など。来年放送の主演ドラマ『何かおかしい2』がParaviやYouTubeにて先行配信中。

 

(左)なかがわ・たいし●1998年6月14日生まれ、東京都出身。映画『ソニック・ザ・ムービー/ソニックVSナックルズ』では主人公ソニックの吹き替えを担当。公開待機作に『ブラックナイトパレード』、『スクロール』など。

 

 

INFORMATION

音楽劇『歌妖曲〜中川大志之丞変化〜』

昭和の歌謡界に突如現れたスター歌手・桜木輝彦。彼の正体は戦後の芸能界に君臨する鳴尾一族の中でその存在を闇に葬られてきた鳴尾定だった。彼は裏社会の人間や鳴尾家に恨みを持つ者と共に一族への報復に打って出る。

東京公演:11月6日 (日)〜30日 (水)明治座
福岡公演:12月8日 (木)〜12日 (月)キャナルシティ劇場
大阪公演:12月17日 (土)〜25日 (日)新歌舞伎座
作・演出:倉持 裕
出演:中川大志、松井玲奈、福本雄樹、浅利陽介、中村 中、山内圭哉、池田成志ほか

 

▶︎作品公式サイト

 

◎撮影/西谷玖美 ◎スタイリング/高橋 毅<中川さん分>、石谷 衣<浅利さん分> ◎ヘア&メイク/佐鳥麻子 (Vitamins)<中川さん分>、瀬田知代<浅利さん分> ◎取材&文/関川直子

 

2022年mina12月号より

記事に掲載されている情報は取材時のもので、記事をご覧になったタイミングでは変更となっている可能性があります。

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mina 2022年12月号

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あの街、冬さんぽ。/
清野菜名

  • ◆行くなら、やっぱり温泉宿。
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