2022.11.14

舞台『ツダマンの世界』出演・間宮祥太朗さんインタビュー

 

今年はドラマに出ずっぱりの日々だった間宮祥太朗さん。なんと6年ぶりに舞台に出演することとなった。

 

 

――出演する『ツダマンの世界』は松尾スズキさんによる2年ぶりの新作で、主演は阿部サダヲさん。他にも江口のりこさん、村杉蝉之介さん、笠松はるさん、見上 愛さん、皆川猿時さん、吉田 羊さんらの名前が。

 

松尾スズキさんが演出して、このキャストが揃ったら、そりゃあもう濃密な話なんだろうなと。僕が12、13歳くらいのときに『君にジュースを買ってあげる♥』がめちゃくちゃ流行っていて、よくグループ魂のライブやフェスにも行っていたんです。阿部さんや(皆川)猿時さんのことは役者の先輩として見ていますけど、あの頃の自分からしたら、まさか共演するとは……という感じです。

 

 

――舞台の魅力とは、どんなところだと思いますか?

 

映像と違い、舞台では出来事や心象風景を伝えるために、装置を動かしたり、小道具や照明を使ったりして表現するんですよね。かなり前に観た作品ですが、赤堀(雅秋)さん演出の『葛城事件』という舞台では、包丁で刺すシーンをカメラのフラッシュみたいな、チカチカした照明で見せていた。包丁にも赤いビニールテープをつけて、血が出るようにしていたんです。舞台って、こんな見せ方をするんだと、びっくりしましたね。

 

 

――時代設定は昭和。演じるのはイメージ的に太宰治のような文学青年で、主人公を振り回す側のひとりとなるそうですね。

 

全部その通りというわけじゃないんですが、心中したがりなところがあると。参考図書として、太宰治に関する本を読んでもらいたいと言われたので、読んでいるところです。コメディ的要素もあるので、気負わず、リラックスして稽古に臨みたいですね。

 

阿倍さん演じるツダマンとの関係性がおもしろくなるよう、阿部さんともコミュニケーションを取っていきたい。全然、想像がつかないんですけど(笑)。猿時さんと江口(のりこ)さんとは共演経験があるので、そこは安心感がありますね。

 

 

――今作にキャスティングされたことに関してはいかがですか?

 

顔が古めだからかな(笑)? 自分でもよく生き残ってきたなと思います、この塩顔全盛の時代に。でも昭和っぽく見える顔でよかったです。昭和時代って、人々に胆力があるというか、底力がある印象なんです。

 

僕はいま29歳ですが、昭和に活躍していた同じ年頃の俳優さんって、もっと大人っぽくて迫力がある。昔の人の記念写真をたくさん見て、バシッと決めているところは意識しています。劇場で、この世界にどっぷり浸って楽しんでもらえるよう、稽古でもしっかり作り上げていきます。

 

 

PROFILE
まみや・しょうたろう●1993年6月11日生まれ。神奈川県出身。2008年ドラマ『スクラップ・ティーチャー〜教師再生〜』でデビュー。2022年はドラマ『ナンバMG5』『魔法のリノベ』、映画『破戒』と立て続けに出演。

 

 

INFORMATION

舞台『ツダマンの世界』

 

時代は昭和初期から戦後。戦争未亡人の数(吉田 羊)、弟子志願の長谷川葉蔵(間宮祥太朗)など、小説家の津田万治、通称「ツダマン」(阿部サダヲ)を取り巻く人々が濃密な愛憎劇を展開。

日程:11月23日(水・祝)〜12月18(日)
会場:Bunkamuraシアターコクーン
作・演出:松尾スズキ

出演:阿部サダヲ、間宮祥太朗、吉田 羊ほか

 

▶︎作品公式サイト

 

ジャケット 253,000円、シャツ 174,900円、パンツ 97,900円、ポケットチーフ 24,100円、ベルト参考商品/以上エトロ ジャパン

 

◎撮影/角田 航(TRIVAR) ◎スタイリング/津野真吾(impiger) ◎ヘア&メイク/三宅 茜 ◎取材&文/根岸聖子

 

2022年mina12月号より

記事に掲載されている情報は取材時のもので、記事をご覧になったタイミングでは変更となっている可能性があります。

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mina 2022年12月号

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あの街、冬さんぽ。/
清野菜名

  • ◆行くなら、やっぱり温泉宿。
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