2024.02.23

きれいな海を眺めながら、島の暮らしに触れる。沖縄・伊平屋島の自転車旅【週末“非日常”TRIP】

「伊平屋ブルー」と評される透明度の高い海が有名な、沖縄県の最北端にある有人離島・伊平屋島。車だと40分ほどで1周できるコンパクトな島を、電動自転車で巡り、島の暮らしや風景に触れる旅をご紹介します。

 

 

 

レンタサイクルの手続きをしながらお土産探しも!

今回、自転車を借りたのは『そよかぜレンタカー』。フェリーのターミナル内にあり、船を降りてすぐに受け付けができるのが嬉しい。さらに隣にはお土産屋さんがあるので、着いてそうそうお土産探しもできる(笑)。伊平屋島は坂道が多いので、自転車は電動アシスト付きを借りるのがマストです!

 

・そよかぜレンタカー

住所:沖縄県島尻郡伊平屋村我喜屋217-32

電話:080-6499-0566

営業時間:8:30〜18:00

定休日:不定休

料金:24時間3,000円

 

 

 

キラキラ輝く海沿いを走り、歴史的文化財を巡る

まずは、港から近くの我喜屋(がきや)と呼ばれる集落で、歴史的文化財を巡ります。我喜屋までは海沿いを走るので、エメラルドブルーの海を眺めながら走るのが気持ちいい!

 

 

『屋蔵墓(やぐらばか)』は、海岸の洞窟を利用して建てられた、琉球王国国王の先祖にあたる屋蔵大主が祀られているお墓。県指定文化財とされています。階段を降りると海は目の前! サイクリングで汗ばんだ体を心地いい海風が迎えてくれます。

 

 

 

『我喜屋の神アサギ』は、祭祀の際に神々が祝女(シャーマン)に乗り移り、降臨するとされる場所。県の有形民俗文化財に指定されています。我喜屋集落の外れに位置しており、道中に通る田んぼやさとうきび畑ののどかな風景に癒やされます! じつは伊平屋島は沖縄有数の米どころなんです。

 

・屋蔵墓

住所:沖縄県島尻郡伊平屋村我喜屋

 

・我喜屋の神アサギ

住所:沖縄県島尻郡伊平屋村我喜屋84-2

 

 

海を眺めたいなら、絶景ポイントは『野甫大橋』。橋の上からカメラをかまえれば、遠浅のエメラルドブルーの海が眼前に広がります。浅いとはいえ、海底のサンゴ礁まで見えるような透明度の高さで、運が良ければゆうゆうと泳ぐウミガメが見られることも!

 

・野甫大橋

住所:沖縄県島尻郡伊平屋村野甫

 

 

 

島唯一の酒造所で泡盛づくりを見学!

 

沖縄のお酒と言えば、泡盛。伊平屋島にひとつだけある『伊平屋酒造所』では、島の人たちにもよく飲まれている「照島」をメインに泡盛を数種、製造しています。あまり機械化をせず、伝統的な製法にこだわり、丁寧な作業でつくられている泡盛は、出荷の8割は島内なんだとか。それほど大きくはない酒造所ですが、並んだタンクのなかには、もう15年も寝かしてあるマニア垂涎の古酒も!(希望があれば売ってくれるそう)。

泡盛は昔からタイ米など外国産の米でつくられるのが普通ですが、いま人気なのは、米どころでもある伊平屋島産のお米を使って仕込まれた「照島 伊平屋産米長粒米造り」(写真一番右)。通常商品と違ってボトルキャップがグリーンなことから、島の人たちには「グリーンのお酒」などと呼ばれています。これをソーダで割ってさっぱりと飲むのが、若い人たちの間で流行っているとか。苦手意識がある人もぜひ挑戦してほしい飲み方です。

 

伊平屋酒造所では、事前予約をすれば、見学をさせてもらえます。今回、案内していただいた保久村さんは二代目。伊平屋の歴史や文化を知る上で、ぜひ訪れたい場所です(飲酒後の自転車利用はご遠慮ください)。

 

・伊平屋酒造所

住所:沖縄県伊平屋村字我喜屋2131-40

電話:0980-46-2008

URL:https://iheya-distillery.co.jp/

 

 

 

伊平屋島ならではの絶景スポットを巡る!

伊平屋島の港についてすぐ目に入ってくる巨岩。虎が伏しているように見えることから『虎頭岩』と呼ばれており、なんと頂上に登ることが可能なんです。

 

近くの駐車場まで車で行き、道なき道を5分ほど登ると、岩の頂上に到着。頂上からは360度島が見渡せ、なんとも気持ちいい! ただ、駐車場まではかなり急な登り坂があるので、電動自転車でも登りきれず、押して登りました(笑)。チャレンジしたい場合は要注意です!

 

・虎頭岩

住所:沖縄県島尻郡伊平屋村我喜屋

 

 

もうひとつの絶景は『念頭平松』。高さ約8m、最長幅は約28mにもなる、3世紀に渡って伊平屋島を見守り続けてきたシンボルともいうべき、国指定天然記念物のリュウキュウマツです。1本の幹から枝が広がり、海からの風を避けるために下へと伸びていったという松は、その大きさに圧倒されるとともに、包み込んでくれるような優しさも感じます。公園になっているので、島の人たちのオアシスになっているとか。ぜひ自転車旅の疲れを癒やしに立ち寄ろう。

 

・念頭平松

住所:沖縄県島尻郡伊平屋村田名

 

 

 

ひと休みのカフェでいただきたいのは、島産スイーツ!

ちょっとひと息するために『cafe はるま〜い』へ。伊平屋の海でとれた新鮮な魚介を使ったランチも絶品なんですが、マンゴーやドラゴンフルーツといった島で育てられているフルーツのスイーツもおすすめ! カフェを運営されているのはマンゴー農家さんだそうで、夏の時期なら濃厚なマンゴージュースをぜひいただきたいんですが、今回訪れたのは冬。ドラゴンフルーツのヨーグルト(300円)をいただきました。が、このドラゴンフルーツもめちゃ濃厚! 保存のために、少しだけ砂糖を加えているそうですが、果実自体に甘さがしっかり。また、ほんのり加えられているシークワーサーの酸味が爽やか。島の人たちは、ドラゴンフルーツにシークワーサーをかけて生で食べることが多いそう。伊平屋島産のドラゴンフルーツだからこそできる食べ方ですね。

 

 

・café はるま〜い

住所:沖縄県島尻郡伊平屋村島尻96

電話:050-7115-8282

営業:11:00〜15:00(ランチは12:00〜なくなり次第)

定休日:火・水・木曜

Instagram:https://www.instagram.com/haruma_i/

 

宿泊は、島食材がたっぷり味わえる宿へ!

今回宿泊したのは朝食が美味しいと人気の宿『ホテル にしえ』。朝食のバイキングでは、島のお母さんたちが腕をふるう地元料理がたくさんいただけます。

 

とくに美味しかったのは、島ダコの炒めものと、イラブチャー・アカジン・もずくの天ぷら。

伊平屋島の旬のタコは大変人気で、高値で取引されるものだそう。また、天ぷらのイラブチャーはブタイの仲間、アカジンはハタの仲間で高級魚。もずくの食感もよく、ごはんが進む天ぷらでした!

 

ちなみに夕食も、ボリュームたっぷりで人気だとか。お部屋もきれいでした!

 

・ホテルにしえ

住所:沖縄県島尻郡伊平屋村前泊453

電話:0980-46-2145

URL:https://www.hotel-nishie.com/

 

 

 

島の暮らしや風景に近づくことができるのは、自転車旅ならでは。いつもの旅とは違った景色に出会える、沖縄伊平屋島の自転車旅、あなたもぜひ体験してみてください。

 

 

 

◎協力/沖縄県、OCVB

 

店舗情報、商品情報は取材時のもので、記事をご覧になったタイミングで変更となっている可能性があります。

 

 

 

MAGAZINE

mina 2024年4・5月合併号

COVER STORY

冬が過ぎたら。/川栄李奈

  • ◆春に着たい「くすみ色」。
  • ◆街とアウトドア服
gototop