2022.03.25

Netflix映画『桜のような僕の恋人』出演・松本穂香さんインタビュー

切ない純愛を描いたNetflix映画『桜のような僕の恋人』で主人公の晴人(中島健人)が恋に落ちるヒロイン・美咲を演じた松本穂香さん。劇中、人の何十倍もの早さで老いていくという難病に冒される難役に体当たりで挑み、その迫真の演技には胸が締め付けられる。

 

 

松本:今回は年老いた特殊メイクを始め、多くの人の手を借りながら演じたという思いが強いです。例えば、歩き方など、ちょっとした部分で若さが出てしまうので、そこは監督と入念に話し合ったり。普段、私はひとりで考え込んで撮影に臨むことが多いのですが、今回は周りの方に助けてもらいながら、一緒に作り上げていく感じでした。

 

 

――本作を観たら“もし自分がこの病気を患ったら……”と考えずにはいられない。松本さん自身はどうだったのだろう。

 

松本:演じるときはいつも“自分だったらどうだろう”と考え、役に寄り添いたいと思っているので、今回も想像しました。答えを出すのは難しいですが、私は周りの大切な人に想いを伝えたい。でも、老いた姿を好きな人に見せたくないという美咲の気持ちも痛いほどわかります。特殊メイクは二度見しちゃうぐらい衝撃の見た目で、私も見られるのがイヤだなと感じていたので。実際、撮影現場では中島健人さんとは絶対に会わないように、スタッフさんが配慮してくれて。美咲の気持ちに近い状態で演じることができたなと思います。

 

 

――初共演の中島さんの印象は、「掴みどころのない感じ」と話して微笑む。

 

松本:とても紳士的な方だけど、無邪気な少年のようなときもある、不思議な人で。撮影中、同じシーンがなくて1週間ほど会わない期間があったんですが、中島さんから『会えないから、写真を撮って持っていよう』と提案されて。お互いに7枚ずつ、1週間分のチェキを撮り、アルバムに入れて交換しました。『これを見て乗り切るね』と中島さんは言っていましたが、いくら恋人役でもここまでする方は初めてだったので、すごい人だなと衝撃を受けました(笑)。

 

 

―― お互いに支え合いながら、愛おしい晴人と美咲を演じ切り、完成した映画を観たときは思わず感極まったという。

 

松本:一番グッときたのは、晴人に宛てた手紙の場面。筋力が衰えている設定なので、紐で手にペンを括りつけて書き、字が震えている感じを出したりして。その手紙を晴人くんが読んでいる姿を見たら、『ホントに届いた』という不思議な感覚と嬉しさが込み上げてきて。逆に、病気が発症する前のデートシーンなどは、 晴人も美咲もキラキラしていて可愛くて、どこか羨ましさも感じたり。自分でもちょっと笑ってしまうぐらい、ちゃんと恋する女性の顔になっていて(笑)。改めて、美咲という役に入り込んでいたんだなと思いました。

 

 

PROFILE

まつもと・ほのか●1997年2月5日生まれ。大阪府出身。2017年、連続テレビ小説『ひよっこ』に出演し、注目を集める。出演中のauのCMでも話題に。近年の出演作に映画『みをつくし料理帖』、『ミュジコフィリア』など。

 

 

INFORMATION
Netflix映画『桜のような僕の恋人』

新米美容師の美咲に恋心を寄せる晴人は、ある出来事をきっかけに美咲をデートに誘う。最初は気乗りしなかった美咲も徐々に晴人に惹かれていき、順調にいくかに見えたふたりの恋だったが、美咲が難病に冒されてしまい……。

3月24日(木)Netflixにて全世界独占配信中
出演:中島健人、松本穂香ほか

 

 

レーストップス 46,200円、ハイネックトップス 25,300円/ともにLOKITHO(アルピニスム) パールイヤカフ(左耳上)3,960円、イヤカフ(左耳下)4,100円/ともにTUWAKRIM(エスタードジャパン)

 

◎撮影/川原﨑宣喜 ◎スタイリング/道端亜未 ◎ヘア&メイク/尾曲いずみ ◎取材&文/関川直子

 

2022年mina5月号より

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mina 2022年11月号

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