2025.04.21

minaスタイリストが通う、東京の古着屋さん【渋谷/Arms Clothing Store AOYAMA】

ここ数年、東京には古着屋さんが続々オープンしていて、どこのお店がいいか分からず迷走状態⋯⋯。そんなときこそ、プロの声を頼りにしたい。minaのスタイリストが衣装リースや、プライベートでも通うお店だったら間違いないでしょ! ということで、minaのファッションページで毎号スタイリングを担当するスタイリストの渡邉恵子さんに、おすすめのショップを聞いてみました。

 

Arms Clothing Store AOYAMA

アメカジを主軸とした
リアルクローズを探すならここ

実は、リースをまわっている途中で道に迷ってしまい……その最中にたまたま見つけて突撃訪問しました(笑)。アメカジやユーロヴィンテージなど、minaのスタイリングにもマッチしそうなセレクトだったので、これから通わせていただきます!(スタイリスト 渡邉さん)

 

 

古着ならではの珍しい発色のカラーアイテムを豊富に取り揃えている。

 

▼お店の方にあれこれ聞いてみました!

\教えてくれたのは⋯/

マネージャー 星野 泰平さん


祐天寺、下北沢、青山の全3店舗を統括するマネージャー。新卒でアパレルショップに就職後、学生時代からの古着好きが高じて古着屋へ転職。エルエルビーンやパタゴニアなどアメリカのアウトドアブランドの古着を好む。

 

 

Q.お店のこだわりは?

A.誰が着ても自然に街に馴染む一着を提案

どなたでも日常使いしやすいアイテムで、レギュラーからヴィンテージまで幅広く取り揃えています。僕が考えるヴィンテージは、80年代以前のもので状態も良く、長く愛用できるもの。一方、レギュラーは90年代以降のもので、価値にとらわれず気軽に楽しめるもので、それぞれに魅力があります。

 

Q.買い付け方法は?

A.その地ならではの古着を厳選

そのときどきのニーズや気分によって買い付けるエリアを変えています。例えば、エルエルビーンが流行りそうであれば、ブランド発祥の地である東海岸のメイン州へ向かい、より豊富なバリエーションのなかから買い付けをおこないます。流通するアイテムは地域によって大きく異なるんです。

 

 

ラックごとにスタイルやテイストをまとめたレイアウトになっているそうで、このラックはスポーツやテック系が中心。

 

 

Q.古着の選び方のコツは?

A.日常のスタイルをイメージする

手持ちのアイテムと合わせやすいか、自分のライフスタイルに合っているかイメージして選ぶことがポイントだと思います。店頭ではスタッフがお客様の好みを伺い、トレンドのシルエットやおすすめのスタイリングなどをお伝えしながらアドバイスができるので、気軽にご相談ください!

 

Q.最近の古着業界のトレンドは?

A.ワイドストレートのシルエット

当店でいうとワイドスラックスが人気ですね。なかでも、ブラックカルチャーの方々が好んで穿いていた80年代のステイシーアダムスのものはカラバリが豊富で存在感が際立つイチ押しのアイテムです。古着ならではの幅広いサイズ展開でワイドなストレートシルエットが支持を集めています。

 

 

春におすすめなのが、60年代に流行したと言われるタマムシ調の光沢生地を使用したテーラードジャケット。

 

 

Q.今、おすすめの商品は?

A.テーラードジャケットが万能

フォーマルなシーンのほか、合わせるアイテムによってはカジュアルにも使えたりで、一着持っておくと安心。ラペルの幅にも年代ごとの特徴があり、60年代は細め、70年代になると広めのデザインが主流に。新品だとシルエットが限られますが、古着なら自分の好みに合わせて選べるのでおすすめです。

 

Q.古着の魅力とは?

A.それぞれの個性を出せるところ

これまでの長い歴史でつくられたもののなかから、トレンドに左右されすぎず、自分の好みに合わせて自由に選べるところ。新品だと、ひとつのブランドがワンシーズンに出すアイテム数は限られていますが、古着なら国も年代もさまざまで幅広い選択肢があるので、その点も魅力ですね。

 

 

▼SHOP INFO

Arms Clothing Store AOYAMA

住所:東京都渋谷区渋谷2-2-3 仙海ビル1F

営業時間:12:00〜20:00、土日祝13:00〜21:00

定休日:年末年始

Instagram:arms_aoyama_vintage

 

 

 

◎Photo / wacci
 

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2025年mina5月号より

記事に掲載されている情報は取材時のもので、記事をご覧になったタイミングで変更となっている可能性があります

 

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