宿泊料金に食事やアクティビティが含まれ、追加料金を気にすることなく過ごせる“オールインクルーシブホテル“が今話題になっていますが、日本屈指のビーチリゾート・和歌山の白浜にも、注目のホテルがあります。「FIVE SPRING RESORT THE SHIRAHAMA」に試泊して、その魅力を体験してきました。
和歌山の白浜は、透き通るエメラルドグリーンの海と真っ白な砂浜の白良浜で古くからリゾート地として有名。また「白浜温泉」として、「日本三古湯」のひとつに数えられる温泉地でもあり、ゆっくり過ごしたい癒やしの旅にぴったりなんです。その王道リゾート地で、オールインクルーシブの新しい過ごし方を提案するのが、FIVE SPRING RESORT THE SHIRAHAMA。
写真提供:南紀白浜観光協会
部屋のバルコニーからそのままプールに行けるホテル!
タイプの違う全18室のお部屋が3棟にわかれているのが特徴のこのホテル。なかでも注目はDRAGON棟で、お部屋のテラスからそのままプールに直行できる! プールで遊び疲れても、すぐに部屋に戻れるからラクラクなんです。プールは白浜では初めての温泉プールで、夏以外の季節も楽しめるのが嬉しいところ。
プールにはロウリュウができるバレルサウナもあります。サウナで温まった体をそのままプールにドボン! として、体をととのえるのは最高に気持ちいい体験です。
全室スイートルームで、DRAGONのお部屋は90㎡の広さのプールガーデンデラックススイート。部屋のあちこちにアートが飾られた、モダンでおしゃれな雰囲気です。
奥のベッドルームは扉が閉まるようになっており、ベッドルーム横の廊下の奥はミニキッチンがついています。またお部屋の大きなお風呂も温泉が出るようになっており、リラックスできること間違いなし。
ほか、GREAT BEAR棟は、ホテル前に広がる海が望めるプレミアスィートオーシャンビュー。
ベッドが4台あるのでグループ旅行にもぴったり。テラスにバレルサウナがついたお部屋もあります。
GIRAFFE棟は、テラスに半露天風呂とジャグジーがついていて、リラックス感たっぷり。ベッドは3台で、子どもと添い寝も可能なファミリーにも嬉しいお部屋になっています。
どのお部屋も新進気鋭のアーティストたちのアートが飾られ、心地のよい雰囲気が漂います。ロビーを入った瞬間の大きなアートもとても印象的でした。
夕食、朝食はレストラン棟で紀州の山海の幸を味わう
オールインクルーシブで食事は含まれており、夕食も朝食もプール前にあるレストラン棟でゆったり味わうことができます。
夕食は割烹会席料理で季節の刺身をはじめ、初鰹のたたき、伊勢海老の蒸し物、クエの鍋など、紀州の海の幸がたっぷり! 鯛の炊き込みご飯で〆れば、お腹いっぱい大満足。
また、同じレストラン棟でいただく朝食ビュッフェは驚きの連続! 大きな伊勢海老やアワビほか海鮮を、自分で焼くことができるのです。
なんと熊野牛の高級部位も同じく焼くことができます。
ほかにもお造りにカルパッチョなど海の幸が並び、ローストビーフ、生姜焼き、オイスター炒め、角煮など熊野牛のメニューも勢揃いで、朝からなんとも豪勢な食事に! しっかりお腹をすかせておくことをおすすめします(笑)。
また、ロビー棟2階にあるバーでは、滞在中アルコール、ソフトドリンク、お菓子やおつまみなどが食べ飲み放題。チェックイン後にひと休みするのもいいし、夕食後にしっぽり飲むのもいいし、オールインクルーシブはお酒好きにはたまらないサービスなんです。
お酒はシャンパンやワインのほか、和歌山の日本酒、焼酎、梅酒もズラリ。自由にお酒をつくることができます。
また、おつまみの中には、白浜の銘菓「かげろう」もあり、ぜひお酒とともに味わいたい一品です。
一日の終わりは温泉で心身ともに癒やされて
各部屋に温泉がでるお風呂がついていますが、大浴場温泉風呂もあるので、そちらでゆったり癒やされるのもおすすめです。
FIVE SPRING RESORT THE SHIRAHAMAの温泉は、深層1,000mの地下から掘り出した成分無調整、温度調整無しの「純泉」で、その湯元が敷地内にあります。この地方では、このホテルのみだそうで、貴重な温泉なのです。
湯上がりにはアイスもいいですが、お部屋の冷蔵庫で冷えている紀州 有田みかんの100%ストレートジュースがおすすめ! びっくりするほど味が濃く、甘いみかんを味わえます。オールインクルーシブなので、お部屋のジュースもおかわりをリクエストすることが可能だそう。
そして見逃せないのが、毎夜3回おこなわれる、レーザーマッピングショー。ホテル横の山を切り崩した巨大な壁に、花火のように映し出されます。リクエストでメッセージを流してもらうことも可能だそうで、特別に『mina』を映し出してもらいました!
ゆったり過ごせるオールインクルーシブのホテルで、心に残る思い出をつくることができるホテルです。
・FIVE SPRING RESORT THE SHIRAHAMA
住所:和歌山県西牟婁郡白浜町300-2
URL:https://fivehotel-shirahama.com/
白浜旅の思い出にお土産を買うならココ!
FIVE SPRING RESORT THE SHIRAHAMAのバーのおつまみにあった「かげろう」ですが、白浜にはカフェが併設された本店があります。そこでは限定の「生かげろう」を食べることができ、お土産に買うこともできるんです。
「かげろう」とは、外はサクッ、中はふわっとした柔らかい生地で、優しい甘さのクリームをはさみこんだ老若男女に愛され続ける和歌山を代表する銘菓。通常のかげろうは日持ちのするバタークリームですが、生のクリームやフルーツなどをはさんだ「生かげろう」はその日限りで、お客様のリクエストで誕生したという本店でしか味わえないスイーツなんです。
写真は、季節によって変わるミックス6本セット(1,200円)のA・Bセットを並べたものですが、ふわふわの軽い生地で、ひとりで3〜4個は食べられてしまいます…!
NO.1人気はゴロゴロと果肉がのった「いちご」とのことですが、現在は30〜40種ほどあり、また季節によって変わるので、いつ訪れても気になるフレーバーに出会えます。
保冷剤(夏場は1時間、冬場は2時間ほど持ちます)をつけてもらえるので、旅の最終日に購入すれば飛行機で持ち帰りも問題なし。土日祝は6本セットでの販売ですが、平日は1本から購入できます。カフェでは曜日にかかわらず、1本から注文できますよ。
生かげろうと一緒にいただいたのは、白良浜というスペシャルドリンクで、白良浜を思わせる鮮やかなブルーの炭酸ジュレのジュース。
また、かげろう本店のカフェはモーニングやランチメニューも人気で、平飼いたまごを使用したふわとろたまごサンドや、イタリアンシェフがつくる本格ボロネーゼなど、地元の人たちも集まる憩いの場になっています。
また、今は中国に帰りましたが、アドベンチャーワールドで暮らしていたパンダをモチーフにしたパンダシューも人気! あまりの可愛さに、つい連れて帰りたくなります。
かげろうは南紀白浜空港でも販売していて、ハローキティコラボも見つけました!(本店でも購入可能)
・Kagerou Café
住所:和歌山県西牟婁郡白浜町1279-3
もうひとつ、白浜のお土産でおすすめは、クラフトチョコレートの「K型 chocolate company」です。カフェが併設された小さなチョコレート工場で、オープンキッチンのようにチョコの製造工程が見られ、店内にはカカオの香ばしい香りが漂います。
和歌山出身のパティシエだった島さんがあるとき食べたクラフトチョコに感銘を受け、一大決心をして白浜にひらいたお店は、「ひと目でチョコレート屋とわかるように」と、さまざまな国の言葉で“チョコレート”と描かれた入り口も可愛い。カカオ豆の仕入れ、焙煎から、チョコレートづくりの全工程をこちらですべておこなう、ビーントゥバーチョコレートのお店です。
現在6種類のチョコレートは、1箇所の産地のカカオだけを使うシングルオリジン。カカオ豆ときび砂糖だけでつくられるシンプルなレシピだから、その産地のカカオ豆の味わいをしっかり感じることができます。気になったフレーバーは試食させていただけるので、味の違いを比べてみるととてもおもしろい! また、パッケージは和歌山で活躍するさまざまなアーティストに依頼しているそうで、テイストもさまざまでおしゃれ。パッケージのイラストは、店内にも飾ってあります。
カフェメニューのチョコレートドリンクは、アイス・ホットどちらも選べますが、甘すぎずくどすぎず、白浜の暑い太陽の下でもスッと喉越よく飲めて美味しい! ほかカカオをつかったドリンクやコーヒー、チョコレートチーズケーキなどのイートインメニューがありますが、今後、地元の人たちがもっと憩えるようなカフェにすべく、メニューを増やしていくのだそう。
白浜にある、ちょっと非日常な空間のチョコレート工場、ぜひ立ち寄ってみてはいかが?
・K型 chocolate company
住所:和歌山県西牟婁郡白浜町1197-18
URL:https://ktypechoco.base.shop/
古くからリゾート地として有名な白浜で、いつもとはちょっと違う旅の過ごし方をしてみませんか。次の週末TRIPの候補に!
◎協力/FIVE SPRING RESORT THE SHIRAHAMA
店舗情報、商品情報は取材時のもので、記事をご覧になったタイミングで変更となっている可能性があります。