2025.06.03

【駆けだし編集者・矢野が行く!】あの街この街、ロケーションハンティング!(松陰神社前編)

 

こんにちは!

この春、mina編集部に仲間入りしました、駆けだし編集者の矢野です! 

 

気になる街を訪れては練り歩き、”今後の撮影にも使えそう!”な場所を見つけていく、リアルロケーションハンティング企画。

 名付けて──【駆けだし編集者・矢野が行く!】あの街この街、ロケーションハンティング!

 

雰囲気が素敵なお店や、足を止めたくなる路地裏など、感性のアンテナをフル稼働。 私なりの視点で切り取った“街の魅力”をお届けします。

温かい目で見守りつつ、ぜひ一緒に歩いてるような気持ちで楽しんでもらえたら嬉しいです!

 

 

今回訪れたのは…世田谷線・松陰神社前駅

 

世田谷線は東京では珍しい路面電車で、乗るだけでなんだか旅をしているような気分になりますよね。三軒茶屋駅から松陰神社前駅まで、のんびりとした住宅街や踏切街の人々などローカルな風景が続きます。

東京とは思えない、どこか懐かしい車窓に癒されているうちに、あっという間に到着です!

 

 

世田谷線を眺めながら、まずは腹ごしらえ!

 

松陰神社前駅を出て線路沿いを歩いていると、「good morning pho」の小さな看板を発見。朝ごはんを食べそびれていたこともあり、良い1日のスタートになりそうな気がして、思わず入店です(笑)。まだ10時過ぎにも関わらず、店内は地元の人々でにぎわいムード。すぐそばを走る世田谷線を眺めながら、フォーやバインミーなど優しい味わいのベトナム料理をゆっくりと楽しむことができました。

 

 

実はこのお店、2024年1月にオープンしたばかりだそう。それまでは6〜7年ほど、クラフトビールとパンのお店を営んでいたんだとか。平日は朝8時から営業しているので、モーニングにもランチにもぴったりです。テラス席はペットOKなので、お散歩の途中にふらりと立ち寄るのもおすすめ!

 

・good morning pho 

Instagram:@good_morning_pho

 

 

ロケハンメモ☑️ すぐ隣に、小さな公園を発見。黄色の遊具と世田谷線の組み合わせがかわいい!

 

 

古着女子の心をくすぐる、覗かずにはいられない「OLIVER」

 

お腹いっぱいになったあとは、松陰神社通り商店街を軽くお散歩。最近このあたりに古着屋さんが増えていると聞いて、ちょっと気になってました。訪れた中から、私の特にお気に入りの2店舗をご紹介します!

 

まずは、商店街を世田谷通りに向かって進んだ先にある「OLIVER」。

下北沢の古着屋「FILM」の姉妹店です。レディース古着のほかに、トイやステッカーなど、心くすぐるヴィンテージ雑貨もたくさん揃っています。日当たりのいい店内と、入り口から入る風が心地良く、つい長居してしまいそう。古着好きさんには、ぜひ訪れて欲しいです!

 

 

・OLIVER

Instagram:@oliver__shoinjinja

 

 

他にないこだわりのセレクトが光る「FOL SHOP」

 

駅から徒歩30秒、歩いてすぐのところにある「FOL SHOP」。メンズを中心に、センスの光る古着やブランドアイテムを揃えるセレクトショップです。海外限定の希少なコンバースをはじめ、バッグやアクセサリーなどの小物も充実。

ひとつひとつ丁寧に選び抜かれたアイテムからは、オーナーさんのこだわりが感じられます。スタッフさんもフレンドリーで、ふらっと立ち寄りたくなるような温かな雰囲気も魅力的です。

 

FOL SHOP

Instagram:@fol_shop_tokyo

 

 

 

ロケハンメモ☑️自然光が印象的な蔦の絡むフェンスを発見。日差しの角度次第で雰囲気がぐっと出そう。

 

 

商店街ならではの食べ歩き、テイクアウトを楽しむならここ!

 

商店街を散策中、香ばしいタレの香りに誘われて立ち寄ったのが「三河屋」。

精肉店ですが、店頭の窓口では種類豊富な焼き鳥も販売しています。注文したら目の前で焼いてくれるのも嬉しいポイントです。私も自宅用にせせりとねぎまをテイクアウト! 地元の方はお店横のベンチで、アツアツの焼き鳥を楽しんでいるそうです。次は私も、買ったその場で頬ばってみたい!

 

・三河屋

Instagram:  @mikawaya_shoinjinja

 

 

ロケハンメモ☑️ 住宅街で見つけた、ちょっと絵になるレトロな場所。待ち合わせシーンにも使えそう

 

「おやつは300円まで!」あの頃のワクワクをもう一度

 

最近あまり見かけなくなってしまった、昔ながらの駄菓子屋さん。

ここ「駄菓子のロンゴロンゴ」の前には、おしゃべりを楽しむ地元の人たちが集まり、ほっこりとした光景が広がります。中に入ると、懐かしい駄菓子やおもちゃがぎっしり! ワクワクがつまった大人も楽しめる駄菓子屋さんです。

 

真剣に悩んで気づけば30分。お店のお母さんとのおしゃべりも、なんだか嬉しい。

 

「駄菓子のロンゴロンゴ」のお母さんに教えてもらった、地元の名店へ

 

「駄菓子のロンゴロンゴ」のお母さんが夜ご飯におすすめしてくれたのが、すぐ向かいにある「かとり屋」さん。店主こだわりの海鮮を使った和食料理が楽しめる、居心地の良い居酒屋さんです。

お母さんお墨付きだという刺し盛りはハーフサイズでも提供してくれるので、ひとり飲みにもぴったり。時刻はまだ17時半。明るい時間からの一杯に、新鮮なお刺身……至福です!

 

・かとり屋

Instagram:@katoriya_shoin

 

 

 

帰りがけにもう一軒、老舗バー「バッカス」で素敵な一日の締めくくりを

 

駅へ向かう帰り道、思わず足を止めたのは「バッカス」という小さな看板。なんだか気になる……。ひとりバーはちょっと緊張するけれど、思い切って入ってみることに! なんとここは1960年創業。お店を残したいという想いから、初代マスターの意志を継いだお孫さんが営む老舗のバーでした。

 

昭和レトロを感じさせるウッド調の店内。20代前半から80代後半まで、幅広いお客様が立ち寄るそう。

 

お店おすすめの「ソルティドッグ」は、イギリス発祥のオールドスタイルでの提供。グレープフルーツと塩を加えてシェイクする一杯ですが、元祖はジンベースだったそうです。アメリカに渡ってから、ウォッカが主流になったのだとか! いろんな発見が楽しくて、気づけばたくさんお話ししていました。バーってもっと格式高くて、緊張すると思っていたけれど……マスターの笑顔とお店の温かさにすっかり心がほぐれました。

帰る頃にはすっかり外は真っ暗に。今日1日の余韻に浸りながら、駅へ向かう矢野でした。

 

・バッカス

Instagram:@bacchus_1960

 

 

 

 

ロケハンを兼ねて街を歩いた今回の散策。日常の風景が絵になる場所ばかりで、すっかりカメラ散歩気分に! 撮影でもぜひ訪れたくなりました。どこか懐かしくて、歩くほどに愛着が湧いてくる街。ぜひみなさんも足を運んでみてくださいね!

 

 

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記事に掲載されている情報は取材時のもので、記事をご覧になったタイミングで変更となっている可能性があります

 

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