2023.07.18

【週末”非日常”TRIP】那覇・国際通りのホテルで過ごす「沖縄」いまどきシティステイのすすめ

 

ひと足先に梅雨も明け、夏真っ盛りの沖縄は、夏休みの旅先の大本命。ビーチで泳いだり、大自然を満喫したりとアクティブに過ごすのもいいけれど、那覇市内のホテルを拠点に、飲み屋をホッピングしたり、市場をのぞいたり……。そう、まるで地元の人となじむように過ごすのも楽しい! そんなシティステイにぴったりなのが、国際通りのど真ん中にある「ホテル コレクティブ」です。

 

 

 

沖縄らしさと国際色豊かな要素が集められた(=コレクティブ)ホテル!

 

オーナーは台湾人の方だそうで、沖縄らしさがありつつも、台湾の風水や、国内外の観光客が集まる国際通りに合わせたグローバルなインテリアなどを集められたデザイナーズホテルは、その名も「コレクティブ(=集合)」と名付けられています。

 

ロビーはまさにその象徴で、火・風・水・地の風水の4つのエレメントのスペースに分けられ、それぞれ違った表情を見せます。写真手前の火のゾーンは真紅の絨毯に、ニューヨークテイストのソファなど、アクティブな印象。奥に見えるカウンターの後ろは日本の格子をイメージしたデザインで、さらにロビーを取り囲むバルコニーのようなデザインは台湾の建築様式と、さまざまな文化が集合。

 

 

水しぶきをイメージした中国の若手のアーティスティックな作品や、台湾で幸運の象徴とされる蝶が480匹も連なるシャンデリアなど、あえてのミックス感は不思議と心地よく、ラグジュアリーな雰囲気にどっぷり浸れます。

 

 

各階のエレベーター前の廊下には、沖縄伝統の染色技術「紅型(びんがた)」の作品が。じつはこれ、右からひとつの作品の型紙、糊づけ、仕上がりが飾られており、このように制作過程が見られるのは珍しいんだとか。つい立ち止まり、時間を忘れてじっくり見比べてしまいます。

 

 

エントランスが2つあるのも面白いところ。車で乗り付けることができる、シーサーが構える重厚感のあるエントランスと、ハートのオブジェが出迎える、国際通り側のエントランス。とくにこのハートのオブジェは撮影スポットとしても人気だそう。

 

 

 

地元の人たちも通う、本格レストランが揃ってる!

 

中華、ダイニング、バー&ラウンジと、美味しいのにコスパがよい! と、レストランを利用するお客も多い「ホテル コレクティブ」。国際通りのど真ん中というアクセスのよさも手伝って、地元の方も通うという人気ぶり。

 

「バー&ラウンジ ディベルティード」では、11〜15時のランチ時にいただけるワンプレートブランチに注目。ホットサンドやローストビーフ トルティーヤなどのメインに、サラダ、スープ、コーヒー or 紅茶がセット(1,500〜1,800円)なのですが、このサラダがすごい! まるでプランターみたいな深いガラスの器に、重なるように新鮮な野菜たちがぎっしり入っていて、これだけでも大満足。

 

13〜17時にいただける、スパークリングワインをつけたとしても3,000円以内の抜群のコスパの、アフターヌーンティーセットも人気だとか。

 

もちろん夜はバーとしてお酒を楽しめるほか、この時期はプールサイドでビアガーデンも楽しめます。なんとこのビアガーデンも、120分飲み放題で2,500円とコスパばっちり。地元の方が通うのもわかります……!

 

 

 

・バー&ラウンジ ディベルティード

ティータイム:11:00〜17:00L.O.、バータイム:17:00〜23:30L.O.

ビアガーデンは〜11月30日まで

https://hotelcollective.jp/restaurant/bar-lounge/

 

 

 

「居易園」は、本場台湾のシェフが腕をふるう本格中国料理。小籠包の海老蒸し餃子などの点心は、プロの点心氏が作っており、飲茶コース(3,300円)も大好評。いまの時期なら、冷やっとツルツルいける冷麺がおすすめ。

 

 

豚肉しゃぶしゃぶ黒酢冷麺(1,600円)は、8月の限定メニュー。しゃぶしゃぶがたっぷりのったボリューミーな麺を、黒酢のタレでさっぱりといただけます。暑い季節でも食欲が止まらなくなるひと皿。7月と9月はエビやホタテやイカがゴロゴロ入った海鮮トマトスープ冷麺に変わるということで、こちらも見逃せません。

 

 

さらに、ぜひ食べるべき一品は「ローストチキン パリパリ焼き(半羽)(2,100円)」。スタッフの方は「ツヤツヤチキン」と可愛らしく呼んでいましたが(笑)、その名のとおり皮面はパリッパリ、中は柔らかくジューシーで、スパイシーなお塩をつけて食べれば止まらなくなる美味しさ。お酒のおつまみとしても間違いないです。

 

 

・居易園

ランチ:11:30〜14:30L.O.、ディナー:17:30〜21:00L.O.

https://hotelcollective.jp/restaurant/chinese-restaurant/

 

 

 

開放的なオープンキッチンで朝食、昼食ともにビュッフェが楽しめる「オールデイダイニング」は、夜もハーフディナービュッフェとして利用ができます。琉球料理伝承人という、沖縄料理に造詣の深いシェフが3人もおり、ミミガーやジーマーミ豆腐(ピーナッツ豆腐)、沖縄そばにジューシー(炊き込みご飯)などの沖縄料理も楽しめます。

 

 

沖縄そばは、トッピングのスーチカー(塩漬け豚バラ肉)をコンロであぶってトッピングできるのが面白い。油がしたたり落ちるスーチカーをのせれば、グッと旨みの増す沖縄そばに。

また、エッグステーションでは、オムレツやエッグベネディクト、フレンチトーストなどをオーダーでき、目の前でアツアツを作ってもらえます。オープンキッチンらしい活気のあるライブ感が楽しめ、朝からついお腹いっぱい食べすぎてしまいます。

 

 

・オールデイダイニング

朝食:6:30〜9:30L.O.、昼食11:30〜14:30L.O.、ティータイム:15:00

〜17:00L.O.

https://hotelcollective.jp/restaurant/all-day-dining/

 

 

 

ホテルにはゆったり過ごせる工夫がいっぱい

 

 

ホテル コレクティブの客室は、沖縄の海のようなブルーのカーペットが落ち着く印象。バスルームはガラス張りで、お風呂からお部屋のTVをゆったり見られるオーディオ設備が整っています。レインシャワーがついているのも嬉しい! また、各階にひとつある、写真のジュニアスイートのお部屋には、香りのよい琉球畳の小上がりがあり、素足になってゴロンと寝転がり、リラックスすることもできます。

 

 

宿泊客専用のアウトドアプールは、にぎやかな国際通りのど真ん中にいるとは思えないほどの開放的なリゾート感! キッズプールやジャグジーもあります。

 

 

プールからはそのまま、サウナ&バスルームに行くことができます。サウナはドライサウナとミストサウナ、どちらも楽しめるのが嬉しい。

 

 

・ホテル コレクティブ

住所:沖縄県那覇市松尾2−5−7

電話:098-860-8366

HP:https://hotelcollective.jp/

 

 

 

ホテルから徒歩で行ける距離には、那覇のメインストリートでさまざまなショップが集まっている国際通りのほか、沖縄の台所・第一牧志公設市場があったり、焼き物の窯元の直営店やセレクトショップが集まったやちむん通りがあったりと、お土産を買うのに最適。空港にある一堂に集められたお土産店も便利だけど、1軒1軒、路面店を巡って、お店の人たちと会話しながら、お気に入りを見つける体験はいかがでしょう。

 

やちむん通りにある「tituti OKINAWAN CRAFT」は、暮らしの中で普段使いできる「工芸品」を扱っているセレクトショップ。「tituti(ティトゥティ)」は沖縄の方言で「手と手」を表し、作り手から使い手へ、作家の思いやストーリーをつないでくれる素敵なショップです。

 

 

やちむん作家・金城有美子さんの「サンゴブルー」という器のシリーズは、釉薬(ゆうやく)に含まれている成分が焼いたときにガラス質になり、まるで太陽の光をうけてキラキラ輝く沖縄の海のよう……。

 

 

器だけではなく、ポップアップでさまざまな工芸も扱っています。このときは、沖縄伝統の織リ技法を用いながら、色使いやデザインがモダンな「SHIYON」という織物ブランドが並んでいました。可愛らしい色使いに目を奪われました。

 

 

作品をご紹介くださったコーディネーターの金城雅子さんも、お店の雰囲気同様に素敵な方でした。作家さんの思いやストーリーを聞くと、愛着が湧き、ついおうちに連れて帰りたくなる工芸品ばかり。

 

 

・tituti OKINAWAN CRAFT

住所:沖縄県那覇市牧志3−6−37

電話:098-862-8184

営業時間:9:30〜17:30

定休日:火曜

HP:https://tituti.net/

 

 

 

ぜひ足を伸ばしたい注目のショップといえば「LIQUID THE STORE」。「飲む」という行為にまつわるアイテムを集めたセレクトショップで、沖縄の地酒のほか国内外問わずレアなお酒、器、おつまみになるソーセージやチョコレートが、すっきりシンプルなお店に並んでいます。

 

 

「LIQUID THE STORE」は角打ちとして、お酒を飲むこともできます。13時開店とオープンが早いので、飲みに行く前にちょっと1杯、と地元の方もよく利用するそう。まず、沖縄のクラフトビールブランド「Cliff Beer」の「かなさんWHITE」を1杯目にいただきました。沖縄県産の「かなさん」という麦を使用したヴァイツェンで、香ばしい香りが広がりつつもフルーティで飲みやすい! 2杯目には、こちらも沖縄の酒造「瑞穂酒造」のクラフトジン「ORI-GiN 1848」をジントニックで。沖縄県は本部町の桜から採取したさくら酵母で仕込んだ泡盛に、西表島産のピーチパインなどが使用されたトロピカルな味わいで、こちらもグビグビいけちゃう。 

 

 

店内には、沖縄市コザ発、ドイツ製法のハムとソーセージのお店「TESIO」の支店があります。沖縄県産の豚肉をメインに、香り高いスパイスなどが混ぜ込まれたソーセージは、お土産にはもちろん、地元の方にも大人気だそう。角打ちでおつまみとして食べることもできます。チョコレートは、こちらも沖縄発のブランド「TIMELESS CHOCOLATE」のもの。世界中から厳選したカカオに沖縄のサトウキビをあわせた、沖縄ならではのチョコレートは、パッケージもおしゃれ!

 

 

器のコーナーはガラス扉でしきられており、お店なのにまるで美術館のようなおしゃれな陳列で、見ているだけで気分があがります……! オーナーがセレクトした国内外の作家のものが並んでおり、時期によって変わります。

 

 

どれもお土産にぴったりで迷いますが、売れすじは「LIQUID THE STORE」がオリジナルで作っているジン。沖縄県産の泡盛と素材を組み合わせており、お部屋に飾りたくなるようなアーティなパッケージ。沖縄県産のイチゴをキーにしたイチゴチョコレートジン、沖縄県産レモンがはじけるレモンジン。限定なので数が少なく、もしお店で出会えたらラッキーです。

 

 

・LIQUID THE STORE

住所:沖縄県那覇市壺屋1-1−21 1F

電話:098-988-3607

営業時間:13:00〜20:00

定休日:火〜木曜

HP:https://store.liquid.okinawa/

 

 

 

お菓子のお土産なら、沖縄伝統の揚げ菓子・さーたーあんだぎーが欠かせない。市場本通りにある松原屋製菓は、さーたーあんだぎーを1個から購入でき出来立てを食べ歩きすることができるほか、沖縄の冠婚葬祭用の伝統的なお菓子を見ることもできます。

 

 

1日300〜400個つくられるというさーたーあんだぎーは、気温や天候で材料の配合を替えており、中はしっとり。プレーンと黒糖が人気だそう。お土産にできるセットも販売されています。沖縄の伝統菓子は、ムーチーやぽーぽーなど名前が可愛い! こちらも1個から購入ができるので、気になったら気軽に試すことができます。きっとお気に入りになるお菓子が見つかるはず!

 

 

 

・松原屋製菓

住所:沖縄県那覇市松尾2−9−9

電話:098-863-2744

営業時間:9:00〜17:00

定休日:水曜

INSTAGRAM:https://www.instagram.com/matsuichi299/

 

 

 

沖縄へは片道6,390円〜のLCC Peachがおすすめ!

 

LCCのPeachは、ベストシーズンでも東京(成田)〜沖縄(那覇)間が片道6,390円〜とお得! さらに、8月31日までは1日4便と運航が増え、成田を早朝6時に出発する便や、那覇を19時代に出発する帰りの便があるなど、時間の選択肢も増えます。また機内デジタルサービスでは、自分のスマホやタブレット端末から機内販売の注文が可能で、ドラマやバラエティ、アニメなどの動画コンテンツ、さらに上空から現在位置が確認でき、上空にいる時間も充実して過ごせます。Peachは国内線28路線、国際線11路線を運航しており、お得で気軽な旅が楽しめるので、夏の旅行の前ぜひチェックを。

 

 

沖縄のメインストリートにあるホテルに泊まって、食やお土産から沖縄の魅力を再発見する旅。夏休みの旅行の候補にぜひ。

 

 

価格は税込みです。店舗情報、商品情報は取材時のもので、記事をご覧になったタイミングで変更となっている可能性があります。

MAGAZINE

mina 2024年11月号

COVER STORY

STORY of WEEKEND
IN MY TOWN 古川琴音 私の街で、ニットと暮らす。

  • ◆ニットで身軽にふたり旅。
  • ◆カット&カラーで変身!ニットに一番似合うヘア
gototop