2022.11.05

スパとアフタヌーンティーセットが一人約3,800円〜! タイ「ル・メリディアン バンコク」で癒やしのアーバンリゾートステイ

 

日本の水際対策が緩和され、いよいよ海外旅行を再開したい今日この頃。そんなコロナ禍での渡航第一弾におすすめしたいのが、日本からの直行便も多いタイのバンコクです。

 

今回は現在のタイ・バンコクの状況と合わせて、ホテルスパやアフタヌーンティーも充実した日本人フレンドリーなバンコクのお手頃5つ星ホテルをご紹介します。

 

水際対策が緩和され、日本人の出入国がスムーズになったタイ

 

2022年10月1日より、ワクチン接種証明書や陰性証明書の提示をしなくても入国できるようになったタイ。さらに日本のパスポートを持っている人であれば、ビザなしで滞在できる期間も45日間まで延長され、水際対策がコロナ禍前とほぼ同じ水準にまで戻りました。

 

また日本へ帰国する際も現在は政府指定のワクチンを3回打っていれば、帰国72時間前までの陰性証明書の提出が不要です。政府指定のファストトラックの登録をインターネットから事前に済ませておけば、検疫官に登録完了画面を見せてQRコードをかざすだけでスムーズに入国できるようになっています(※最新の情報は政府発表の公式情報をご確認ください)。

 

またタイのバーツは米ドルほど円安の影響は大きくないため、物価もコロナ禍前より少し上がったくらいで依然として日本より割安感があります。

 

さらにタイのバンコクであれば東京や大阪など日本からの直行便も連日複数便飛んでおり、片道約6時間程度とフライト時間も欧米に比べ短めです。日本とタイの時差は2時間しかないため、時差ボケの心配もほぼありません。バンコク市内には電源やWi-Fiを完備したおしゃれなカフェなども多く、ワーケーション先としても優秀です。

 

 

バンコクの中心地シーロムエリアに位置する5つ星ホテル「ル・メリディアン バンコク」

 

そんな海外旅行の再開におすすめのタイ・バンコクですが、ステイするならやはりコロナ禍でも安心・安全、衛生的で観光にも便利な立地のホテルがいいもの。

 

そこでおすすめしたいのが、タイ政府が定める安全基準であるSHAプラス認定ホテルで、2022年9月に全面リニューアルを終えたばかりの「ル・メリディアンバンコク」です。

 

タイの地元ラーチャブリー県出身のアーティスト、ワシンブリ・スパーニットウォーラパートが生み出した高さ3メートルの巨大な「I-Jud(水玉犬)」がお出迎え。

 

ホテルが位置するシーロム地区は、昼は数多くのオフィスビルが立ち並ぶビジネス街として賑わい、夜はパッポンナイトマーケットや日本人が多く訪れるタニヤストリートなど繁華街の顔を見せます。BTSサラデーン駅とMRTサムヤン駅も徒歩圏内で、バンコク市内の観光にも便利です。

 

さらに日本企業も多いエリアということもあり、コロナ禍前から日本人利用客が多く、日本語スピーカーのスタッフが数名在籍しているのもこのホテルの特徴。

 

さらにホテル各所には英語だけでなく日本語の案内もあるため、英語に自信がない方でも安心して滞在することができます。

 

モダンでスタイリッシュなロビーフロア。

 

「ル・メリディアンバンコク」は、1972年にエールフランスによってパリで設立されたホテルブランド。現在は、世界的ホテルチェーンのマリオット・インターナショナルのホテルブランドのひとつで、ウェスティンなどと同じく高級クラスホテルの「ディスティンクティブプレミアム」カテゴリーに含まれます。

 

ホテルの中二階に位置する「Tempo Bar」。

 

高級ホテルの「ル・メリディアンバンコク」ですが物価の安いバンコクのため、宿泊費もふたりで泊まればひとり一泊1万円以下(2022年10月25日時点)と、日本で同じグレードのホテルに泊まるよりもお手頃です。

 

海外の5つ星ホテルで、リーズナブルにリッチな気分を味わえる、そんなホテルが「ル・メリディアンバンコク」なんです。しかも宿泊だけじゃなく、ダイニングやスパも充実。今回はお得なスパとアフタヌーンティープランを中心に、ホテルの魅力をご紹介します。

 

 

広さ36㎡以上! タイのエッセンスを感じるシックでモダンな客室

今回宿泊したデラックスルーム。

 

24階建ての「ル・メリディアンバンコク」には全282の客室があり、スタンダードなデラックスルームで36㎡以上の広さを誇ります。

 

8〜24階にあるデラックスアーバンルームは、洗練されたクリーム色の天蓋に包まれた現代的なデザインが特徴です。リノベーションしたばかりということもあり、客室もとてもきれいです。

 

ベッドの上の壁には各部屋で異なるタイの詩が記されている。

 

カーテンは電動で、床から天井までの窓からバンコクの街が見渡せます。人間工学に基づいた椅子と便利な視聴覚ポートを備えた洗練されたデスクで、有線または無線の高速インターネットを介してパソコン作業もできます。

 

 

ベッドの脇にある引き戸を開けるとバスルームにつながっており、湯船に浸かりながらテレビを見ることも可能です。

 

バスルームには独立したバスタブのほか、ガラス張りのレインシャワー、日本人には嬉しいTOTOのウォシュレットが付いたトイレ、独立洗面台も揃います。

 

 

客室に置いてあるコーヒーメーカーもフレンチプレスというところに、フランス生まれのホテルであることを感じます。通常のコーヒーのほか、カフェインレスコーヒーや、各種ティーはアメニティに含まれているのでお安心を。

 

ちなみに無料のミネラルウォーターは、環境に配慮しペットボトルではなく瓶のものになっています。

 

 

バンコクのベストホテルスパ1位に輝いたこともあるスパで癒しのひととき

小石を敷き詰めた壁面が印象的な「SPA by Le Méridien」。

 

このホテルの魅力のひとつが、トリップアドバイザーのバンコクのベストホテルスパ第1位に選ばれたことがある「SPA by Le Méridien」。古代アジアのリフレクソロジーに触発されたタイ式マッサージをはじめ、さまざまなメニューを揃えています。

 

トリートメント前に振る舞われたタイハーブを使った爽やかなウェルカムティー。

 

中でもおすすめしたいのが、トリートメントとともにアフタヌーンティーが楽しめるプラン。アフタヌーンティーとスパでのトリートメント30分のセットがふたりで1,990バーツ、日本円で7,742円(2022年10月25日でのレート)、つまりひとり3,871円という破格で受けられます。

 

アフタヌーンティーとプラスでトリートメントが60分の場合はふたりで2990バーツのため、日本円でひとり5,816円(2022年10月25日でのレート)です。今回は60分のディスカバリーマッサージを体験してみました。

 

 

まずはペパーミントやジンジャーシトラス、グリーンティー、ラベンダーの4種類のアロマオイルから、お好みのものを選びます。

 

ひとり用のトリートメントルーム。

 

カウンセリングシートの記入が終わったら、トリートメントルームへ移動。なんとこちらのトリートメントルーム、全て円形になっているんです! 宇宙船のようなスペシャルなお部屋に、心が躍ります。

 

カップルルームには大きなバスタブも完備。

 

ちなみにふたりで利用できるカップルルームも完備。友人同士やパートナーと一緒にトリートメントを受けることもできます。

 

 

トリートメントはソルトを使ったフットバスからスタート。ベッドに移ったらうつ伏せになり、脚から背面、肩へとオイルマッサージをしていただき、仰向けになって脚、デコルテのオイルマッサージ、最後にヘッドマッサージです。

 

目覚めの香りとともに起き上がったら、ホットタオルで温めながら余分なオイルを拭き取り、軽くストレッチのような動作をしてフィニッシュです。

 

 

トリートメント後はバナナチップと温かいお茶のサービスがありました。全体としてタイマッサージと西洋のアロマオイルマッサージの両方の良さを引き出した、オリジナルのトリートメントであると感じました。

 

 

南国タイらしいトロピカルなアフタヌーンティーに舌鼓

明るい光が窓から差し込む「Latitude 13°」。

 

我々はトリートメントでリフレッシュした後、アフタヌーンティータイムにしました。アフタヌーンティーはホテル1階にある「Latitude 13°」でいただけます。

 

アフタヌーンティー(写真は二人前)。

 

今回はサマーシーズンアフタヌーンティーということで、トロピカルイエローなスイーツやセイボリーが、キラキラと光が反射してきれいなクリアケースに入れられて登場しました。

 

 

マンゴーやパッションフルーツを使ったケーキのほか、イタリアのクリーム入り揚げドーナツのボンボローニにもトロピカルフルーツを使っているなど、南国タイらしいスイーツの数々が並びます。メリディアンのアイコンであるI-judeのマカロンも可愛らしかったです。

 

セイボリーはサーモンを使ったサンドウィッチや生ハムメロンのカナッペなど、ちょっぴりお酒も欲しくなる内容でした。

 

 

飲み物はillyのエスプレッソやコーヒー、カフェラテが味わえるほか、紅茶や緑茶などの各種ティーも揃っています。

 

このクオリティのアフタヌーンティーと、スパトリートメントをあんなにリーズナブルに体験できるなんて……! バンコクに行く人みんなにおすすめしたいくらいです。

 

 

洋食から東南アジア料理、日本食まで幅広いメニューが揃う朝食ビュッフェ

 

朝食はオールデイダイニングの「Latest Recipe」でいただけます。コーラルブルーの壁面に、天井に連なるコッパーのランプシェードが蓮の葉のようで、大きなガラス窓から差し込む日差しが気持ちの良い空間です。

 

シグネチャーメニューのトムヤムパンなど、焼き立てパンも豊富に揃う。

 

朝食ビュッフェでは、各国料理がずらりとラインナップ。シグネチャーメニューには青いネームプレートが掲げられているので、そちらをチェックするのがおすすめです。

 

 

サラダコーナーは葉物野菜だけでなく、ビーツとフルーツを和えたものなど、日替わりで楽しめる惣菜も数種類あるのが嬉しく思いました。

 

 

そして連日オーダーしてしまうほど美味しかったのが、ヌードルステーションのライスヌードル。3種類からお好みの麺を選び、お好みの具材をオーダーすることで、茹でたてのアジアンヌードルがいただけます。

 

 

他にもライブクッキングコーナーでは、シグネチャーメニューのパッタイオムレツやトムヤムオムレツを作ってもらえるエッグステーションや、パンケーキコーナーまでありました。エッグベネディクトも作りたてを提供してくれるみたいですよ。

 

 

もちろん南国のフルーツも盛り沢山。東南アジアに来たからには、現地のフレッシュなトロピカルフルーツを食べて元気をチャージしたいものです。

 

 

そして個人的にとても嬉しかったのが、日本食コーナーが充実していたこと。海外のホテルでも白米や味噌汁を食べられることはありますが、めざしや納豆まであるホテル朝食は大変珍しいと思います。

 

もちろん白米は日本米で、炊飯器も日本製でお粥もあり、漬物も豊富でした。今回このホテルに5日間滞在した私としては、朝食で手軽に日本食が食べられるのはありがたかったです。

 

 

タイらしいココナッツを使ったスイーツや、グルテンフリースイーツも充実していました。

 

 

ちなみにクラブラウンジのアクセス権を持つ人であれば、ホテル上階にあるクラブラウンジにてコンチネンタルブレックファストを食べることもできます。

 

 

クラフトビールとともにアメリカ・メンフィススタイルのスモークBBQを堪能

 

さらにホテル1階には2021年末にオープンしたアメリカ・メンフィススタイルのスモークBBQとクラフトビールが味わえる「Rolling Ribs Brew Bar & BBQ」があります。

 

アメリカンインダストリアルな雰囲気の店内。

 

メンフィスといえば、あのエルヴィス・プレスリーの出身地。アメリカでは有名なBBQの聖地としても知られています。

 

スモークポークスペアリブやスモークプルドポーク、ビーフブリスケット、BBQチキン、スモークソーセージにサイドメニューが3種選べる「オールスタープレート」1,995バーツ。

 

シェフはタイ生まれで、ベルギーやフランスのミシュラン星付きレストランでの経験を持つChristian Caluwaert氏。ヒッコリー材でゆっくりとスモークしたプルドポークをはじめ、豪快な肉料理はジューシーで柔らかいのが特徴です。

 

 

BBQに合うビールも魅力的で、タイだけでなく世界各国のクラフトビールをタップで提供。ボトルビールも豊富に揃います。

 

 

屋外プールとフィットネスセンター完備で、都会でリゾート気分を味わえる

プールサイドからはバンコクのアイコン的なタワー、マハナコンを見ることもできる。

 

このほかホテル6階には、20m x 8m x 1.5mの屋外プールもあります。

 

 

プールデッキには、特製のスナックやドリンクを楽しめる「Plunge Bar」や、サンデッキ、ハイドロマッサージ付きの小さめの海水プールもあり、束の間のリゾート気分を味わえます。

 

 

また、プールの手前には24時間使えるフィットネスセンターとロッカールームも完備。イタリアのテクノジム機器を採用しており、有酸素運動マシン、トレッドミル、ウェーブ、シンクロ、サイクリング、リクライニングといった各種マシンは、すべてテレビがついていました。

 

 

タイは11〜2月がベストシーズン!

宿泊した客室からの眺望。

 

ホテルにいながらリッチなリゾート気分も味わえ、バンコク市内の観光にもとても便利な「ル・メリディアンバンコク」。規模や立地、サービス含めあらゆる面で使い勝手が良いと感じました。

 

タイは11月から2月まで雨がほとんど降らず、気温も穏やかな乾季になります。久しぶりの海外旅行先として、日本からもアクセスしやすく、これからベストシーズンのタイ・バンコクを候補にしてみてはいかがでしょうか?

 

 

◎取材&撮影&文/中森りほ

記事内掲載商品価格は税込価格となります。記事に掲載されている店舗情報 (価格、営業時間、定休日など) は取材時のもので、記事をご覧になったタイミングでは変更となっている可能性があります。

 

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IN MY TOWN 古川琴音 私の街で、ニットと暮らす。

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