2023.12.27

【週末“非日常”TRIP】「ねぷた祭り」以外にも! ここでしか体験できない、ディープな青森・津軽の旅

 

青森の観光というと、夏に行われる「ねぷた祭り」が有名ですが、お祭りの時期以外だって、ディープなスポットや体験がたくさん。ここでしか味わえない魅力を探しに、青森は津軽地方へ行ってきました。

 

津軽エリアの体験は「ツガルツナガル体験」にたくさんのっているので、そちらもぜひ参考に!

・ツガルツナガル体験
HP:https://www.trip-tsugaru.com/book-list/

 

 

 

“ねぷたの館”で巨大な灯籠をじっくり鑑賞

 

青森屈指のお祭り「ねぷた祭り」は、巨大な灯籠を山車に乗せて街中を練り歩くお祭り。毎年7月下旬〜8月上旬にかけて青森県内の各市町村で行われますが、津軽地方・弘前市の「弘前ねぷた」、五所川原市の「五所川原立佞武多(たちねぷた)」は、青森市の「青森ねぶた」と並び、3大ねぶた祭りと言われています。ちなみに、青森市では「ねぶた」、津軽地方では「ねぷた」と呼び方が違うそう。実際に祭りに参加して、街中を練り歩く大迫力の山車を目の当たりできたら最高ですが、お祭りの時期以外は灯籠が展示されている館でじっくり鑑賞することができるんです。

 

 

五所川原立佞武多を展示している「立佞武多の館」は、約23mもの高さもの人形灯籠を同じ高さの目線から鑑賞できるところがおもしろい。じっくり人形を見ると、たくさんの紙が複雑に貼り合わされており、また繊細に彩色されているのがよくわかります。また、翌年のねぷたの制作現場を見学することもできます。

 

 

弘前ねぷたは「津軽藩ねぷた村」で鑑賞できます。弘前ねぷたは扇型なのが特徴。大きいものは高さ約10mほどもあります。

 

 

こちらの津軽藩ねぷた村は、ねぷた展示以外にも民芸品の製作工房があり、こけしやこま、津軽塗、津軽焼などの製作風景を見学できるのも面白い。民芸製作体験もできます。さらに津軽三味線の資料展示室や茶室のある庭園もあったり、アンテナショップや直売所でお土産を物色することもできます。

 

 

・立佞武多の館

住所:青森県五所川原市大町506-10

料金:立佞武多展示室 大人650円

HP:http://tachineputa.jp/

 

・津軽藩ねぷた村

住所:青森県弘前市亀甲町61

料金:一般600円

HP:http://neputamura.com/

 

 

 

ねぷたで使われた紙を使って、オリジナル灯ろう作り!

 

ねぷたを鑑賞したところで、ねぷたの紙を再利用する体験工房へ伺いました。こちらでは、黒石市の黒石ねぷたで実際に使用されたねぷた絵の紙を選び、貼り付けてオリジナルの灯ろうを作ることができます。

 

 

灯ろう作りは色とりどりの大小のねぷた絵から好きなものを選んで、木枠に貼り付けます。似たような柄や色を合わせるとおしゃれだし、バラバラの絵を貼り合わせても華やか。絵選びはきっと迷ってしまうと思いますが、灯りをともせば、優しい雰囲気の灯ろうの完成。大迫力のねぷたがあなただけの小さな灯ろうに生まれ変わる、津軽地方ならではのサステナブルな体験でした。

 

 

・手作り雑貨体験工房IRODORI

住所:青森県黒石市中町38

料金:灯ろう(二段)5,800円

HP:https://www.trip-tsugaru.com/tour/3207/

 

 

 

津軽地方でいま味わいたい絶景を体験!

 

青森県西部の津軽地方には、白神山地や十三湖など豊かな自然の景勝地がたくさんありますが、いまぜひ体験してほしい絶景スポットを3つご紹介。ひとつは鮮やかな朱色の鳥居が延々と並ぶ、千本鳥居のある神社「高山稲荷神社」。

 

 

少し急な石段を登った上に拝殿があり、その奥に広がる千本鳥居は、庭園の中をうねるように並んでおり、一歩足を踏み入れると非日常な世界へトリップ。津軽は雪深い地でもあるんですが、雪に覆われた鳥居もまたさらに絶景だとか……。水に浸すと文字が浮かび上がる「水占い」も体験できます。

 

 

・高山稲荷神社

住所:青森県つがる市牛潟町鷲野沢147-1

HP:https://takayamainari.jp/

 

 

 

 

資料展示としてはもちろん、建築としても楽しめるのが太宰治記念館「斜陽館」。太宰治の生家で、明治の大地主の太宰の父が建てた豪邸が現在資料館となっています。太宰治は著書の中で『父は風情も何もないひどく大きい家を建てた』というようなことを言っていますが、このお屋敷、本当〜に広い! 重厚感のある和洋折衷の建築を見るだけでも面白く、さらにファンなら、著書の中に登場する場所をそこかしこに見つけられるのが楽しいはず。

 

 

・太宰治記念館「斜陽館」

住所:青森県五所川原市金木町朝日山412-1

料金:一般600円

HP:http://www.kanagi-gc.net/dazai/

 

 

 

 

津軽地方の亀ヶ岡石器時代遺跡から出土した有名な遮光器土偶、通称「しゃこちゃん」、ご存知ですか? 現物は上野の東京国立博物館で出会えますが、津軽では、駅にいる巨大なしゃこちゃんに会うことができます。JR五能線の木造駅に張りつくようにドーンと立つしゃこちゃん、電車の発着が近づくと、7色に点滅するLEDビームを目から出してお知らせ。

 

 

持ち運び中の不注意で割れてしまったのが残念ですが(笑)、クッキーやどら焼きなど、しゃこちゃんグッズのお土産も! 世界遺産の縄文遺跡があるまちとして駅に佇み、地元民に愛されるしゃこちゃん、会いに行きたくなりませんか?

 

 

・JR木造駅

住所:青森県つがる市木造房松10

電話:つがる市商工観光課 0173-42-2111

 

 

 

青森グルメなら、やっぱり“りんご”が欠かせない!

 

青森の津軽地方にはグルメもいろいろありますが、やっぱり日本一のりんごを使ったグルメはぜひ味わいたい! いま、話題になっているのは「りんごあめ」。

 

 

りんごの品種「ふじ」発祥の地の藤崎町にある農産物直売所「ふじさき食彩テラス」では、そのまま食べても美味しいフレッシュなふじを使ったりんごあめが大人気。すぐに食べたい場合はカップ(550円)で購入し、まるごと(500円)のほうはお土産として持ち帰って自分でカットして味わいます。甘みと酸味のバランスがいいふじは果汁たっぷりで、パリパリのあめがさらにりんごの美味しさを引き立てます。見た目も可愛い!

 

 

・ふじさき食彩テラス

住所:青森県南津軽郡藤崎町大字榊字和田65-8

HP:https://www.fujisaki-shokusai.com/

 

 

 

 

 

お土産にもぴったりなのは、りんごのお酒「シードル」。りんごが名産の津軽地方では、シードルつくりも盛んで、可愛いラベルのシードルがいっぱい。「kimoriシードル」は「弘前市りんご公園」の中にりんご畑にかこまれた工房があり、1杯500円で有料試飲もできます。フレッシュなりんごの甘酸っぱい香りと味わい、ぜひ体験してみて。

 

 

・kimoriシードル工房

住所:青森県弘前市大字清水富田字寺沢52-3

HP:http://kimori-cidre.com

 

 

 

 

シードルでもうひとつ。「CAFE & RESTAURANT BRICK」は、酒造工場だったレンガ倉庫を回収したレストラン。シードル工房を併設しており、赤レンガのレトロな建物でシードルのタンクを眺めながら食事が楽しめます。ここでシードルを味わうなら「弘前産シードルの3種飲み比べセット(1,800円)」がおすすめ。青森県産の旬の食材を使用し料理とともにどうぞ。また、こちらは「弘前れんが倉庫美術館」とも隣り合っているので、美術鑑賞やミュージアムショップも合わせて楽しめます。美術館では、弘前出身のアーティスト・奈良美智氏の犬の彫刻『A to Z Memorial Dog』がお出迎えしてくれます。

 

 

・CAFE & RESTAURANT BRICK

住所:青森県弘前市吉野町2-11 弘前れんが倉庫美術館 カフェ・ショップ棟

HP:https://hirosaki-brick.com

 

 

 

 

津軽中の美味しいものが集まった市場「虹のマート」では、全国にはあまり出回らない希少なりんごを見つけることができるかも! ほかにも旬の海鮮、地元グルメのお惣菜などなど、りんごだけじゃない津軽の美味を見つけることができます。

 

 

・虹のマート

住所:青森県弘前市駅前町12-1

HP:https://www.nijinomart.com/

 

 

もっともっと知りたくなる、ディープな魅力いっぱいの青森・津軽。次の旅の目的地にぜひ!

 

津軽エリアの体験が簡単に予約できる「ツガルツナガル体験」もチェックしてみてください。

・ツガルツナガル体験

HP:https://www.trip-tsugaru.com/book-list/ 

 

 

◎撮影/松元絵里子 ◎協力/ClanPEONY津軽

店舗情報、商品情報は取材時のもので、記事をご覧になったタイミングで変更となっている可能性があります。

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mina 2024年11月号

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IN MY TOWN 古川琴音 私の街で、ニットと暮らす。

  • ◆ニットで身軽にふたり旅。
  • ◆カット&カラーで変身!ニットに一番似合うヘア
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