2025.11.27

映画『佐藤さんと佐藤さん』主演・岸井ゆきのさん、宮沢氷魚さんインタビュー

夫婦のリアルな15年間を綴った物語、映画『佐藤さんと佐藤さん』が 11月28日(金)に公開。妻の佐藤サチ役を務めた岸井ゆきのさん、夫の佐藤タモツ役を務めた宮沢氷魚さんに作品への思いや見どころをインタビュー。また、プライベートな“オフの過ごし方”についてもお話を伺いました。

 

     

 

−−作品の見どころを教えてください。

 

岸井:映画『佐藤さんと佐藤さん』は夫婦の出会いから結婚、出産、そして別れるまでの15年を自分たちで演じられることが魅力的だと思いました。

 

宮沢:脚本を読んだときは、例えば「トイレットペーパーがない」っていう些細なことでそこまでケンカする?って、わからないポイントもあったけど、撮影に入ってタモツとしての人生を歩んでいくにつれ、すごい共感できてきたんだよね。確かにイラッとするひと言ってあるなって思うし。

 

岸井:“トイレットペーパー事件”ね。私も最初はそんなことで怒るなんてエキセントリックな夫婦なのかと思ったけど、共同脚本も担当されている天野(千尋)監督に聞くと、ほかにも実体験として夫婦のケンカのきっかけが出るわ出るわで、お互い余裕がないとこうなるって教えていただいて。すごくリアルなんだと思いました。

 

宮沢:ゆきのちゃんとは初共演だったけど、共通の知り合いがいて、めちゃくちゃいい人だよって聞いていて。

 

岸井:えー! そうだったの!?

 

宮沢:ポジティブで明るいし、演じているときはサチそのもので。プロ意識の高さを近くで毎日のように感じていた撮影期間だったな。

 

岸井:私ははじめて会った感じがしなかった。

 

宮沢:あ、わかる、一緒!

 

岸井:共通の友人がいたから潜在的にそう思ったのかもしれないけど。周りの人から聞いていたとおりに優しかったし、天野監督との3人でのディスカッションでも、氷魚くんが思いやりを持って言語化してくれたり、黙ってしまいがちな私を自然にフォローしてくれて、居心地がよかったです。

 

 

 

−−気になるおふたりの“オフ”について。オフはどのように過ごされてますか。

 

宮沢:休みの日は朝から活動的で、7時くらいには起きています。

 

岸井:お休みなのに、早起き!

 

宮沢:犬がいるから散歩に行って、コーヒー屋さんでコーヒーとパンを買って、朝の公園の原っぱで横になりながらボーッとするのがいちばんリラックスできるかな。犬と走って、また横になって。お腹が空いたら車に乗ってご飯を食べに行ったり、買い物を済ませたりして夕方くらいには家に帰って、ビールを飲みながら野球中継を観る!

 

岸井:わぁ〜完璧な休日ですね!

 

宮沢:むくんじゃうから、なるべく塩を使わないおつまみもつくったり。

 

 

岸井:お休みなのにちゃんとむくみのこと気にして偉い。私はオフの日は基本インドア派なんだけど、最近は水族館によく行ってるんです。この前も親友と富山の日本最古の魚津水族館に行って、その次の週は姪っ子と鳥羽水族館に行って。鳥羽には日本で唯一ラッコがいるの。

 

宮沢:そうなんだ!? 詳しいね。

 

岸井:もともと海の生き物が好きで、特にエイがニコニコしているような可愛い表情で癒やされるんです。それに姪っ子は生き物博士で、クジラは何トンのニシンを食べるかとか、サイの角は何からできているかとか、クイズにして教えてくれるの。

 

宮沢:姪っ子さん可愛いな~。僕もつい最近、水族館の年パス買ったよ。

 

岸井:すごい! 年パスいいよね。

 

宮沢:秋になって涼しくなってきたから、今度ドッグランがあるキャンプ場に行きたいんだよね。紅葉の時期に行けたらいいなっていうのが理想。

 

岸井:テントの設営が大変そう……。

 

宮沢:最近は簡単に立てられるテントも多いし、スーパーで食材を買って、キャンプ飯をつくったりして楽しいよ。

 

岸井:私はこの秋は遠方の水族館と、久しぶりにプラネタリウムに行きたいなって思ってるんです。

 

宮沢:もしかしたら、キャンプ場で、本物の星空を見るのもいいかもよ?

 

岸井:あ、それは最高かも!

 

 

 

 

PROFILE

きしい・ゆきの●1992年2月11日生まれ、神奈川県出身。2009年デビュー。『愛がなんだ』(2019)で日本アカデミー賞新人俳優賞、『ケイコ目を澄ませて』(2022)で同最優秀主演女優賞を受賞。2022年にはフォトエッセイ『余白』を出版。

 

みやざわ・ひお●1994年4月24日生まれ、アメリカ出身。2015年、モデルデビューし、2017年には俳優活動も開始。映画「his』(2020)で映画初主演。他の出演作に連続テレビ小説『ちむどんどん」(2022)ほか。映画『楓』が公開待機中。

 

 

MOVIE

『佐藤さんと佐藤さん』

大学で出会ったサチとタモツは、サチの妊娠を機に結婚するが、いつまでも司法試験浪人中のタモツと、先に弁護士になったサチの間には次第に亀裂が入り始める。夫婦のリアルな15年を綴った天野千尋監督のヒューマンドラマ。

 

11月28日(金)全国ロードショー

出演:岸井ゆきの、宮沢氷魚

藤原さくら、三浦獠太、田村健太郎、前原 滉、山本浩司、八木亜希子、中島歩

佐々木希、田島令子、ベンガル

©2025『佐藤さんと佐藤さん』製作委員会

配給:ポニーキャニオン

 

▶︎映画『佐藤さんと佐藤さん』公式サイト

 

(宮沢さん)ジャケット 51,700円、パンツ 59,400円/ともにリバーバレイト(イーライト)、その他/スタイリスト私物

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◎Photo / Furukawa Yoshitaka(ica) Styling / Sugiura Yu (Kishii)、Suehiro Kodai(Miyazawa) ◎Hair & Make-up / Mogi Misuzu(Kishii)、KUBOKI(Miyazawa) ◎Text / Kumagai Mayuko

 

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2025年mina12・1月合併号より

記事に掲載されている情報は取材時のもので、記事をご覧になったタイミングで変更となっている可能性があります

 

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My Slow Days 向井 慧(パンサー)
本とサウナと吉祥寺。

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