2022.10.13

【週末メンテ】オーラルケア、してますか?

 

時間と手間をかけて、自分に向き合って……。スキンケアやボディケアにいそしむのも週末の有意義な過ごし方。肌ケアには気合いを入れるのに、意外と歯や口まわりは後回しの人、いませんか? 歯の白さやきれいさは印象を変えるし、口まわりにも「老化」の危険が潜んでいるので気をつけたいところ! 今一度、基本のケアからスペシャルケアまで、見直してみては?

 

▶︎教えてくれたのは…

歯科医師 宝田恭子先生

東京都江戸川区の宝田歯科医院・院長。日本アンチエイジング歯科学会監事も務め、独自のメソッド「表情筋エクササイズ」が大人気に。毎日の診療のほか、講演会活動や執筆活動をおこなう。

 

 

01.口の中の潤いを保つことで口臭が防げる!

 

口臭には、虫歯や歯周病、そのほか消化器系の病気が原因で起こる病的口臭と、誰にでもある生理的口臭があるのを知っていますか?「生理的口臭は、口の中が乾燥することで細菌の活動が活発になり強くなります。唾液の分泌を促すよう、水をたくさん飲む、食事をよく噛んで摂ることを意識しましょう」(宝田先生)

 

 

02.食べ物はすべてに歯を黄ばませる要素あり。定期的にクリーニングを

 

歯を黄ばませる着色汚れ、気をつけたいけれど、実はどんな食べ物にも着色する要素はあるそう。「きちんと歯磨きしていても気になる場合は、定期的に歯科医院でクリーニングを受けるのがおすすめ。もちろん、ホワイトニングもおすすめです」(宝田先生)

 

 

03.歯磨きは磨き残しの多い「歯と歯の間」を念入りに!

 

歯医者さんの視点から見ると「歯の表面はよく磨けているけど、歯と歯の間はなかなか磨けていない人が多いんです」(宝田先生)とのこと。一日一回は歯間を意識して丁寧に歯を磨くことを心がけて。また、糸ようじやフロスなど、補助的清浄用具を使うのもひとつのテ。

 

<右>長いハンドルで奥歯の歯間にも届く。クリニカアドバンテージフロス&スティック30本入り450円+税(編集部調べ)/ライオン、<左>断面が平らで狭い歯間にも入りやすい。ガム・デンタルフロスワックス50M〔フラットタイプ〕600円+税(編集部調べ)/サンスター

 

04.口まわりのアンチエンジングは「ほうれい線」を意識!

 

アンチエイジングが気になる大人女子、口まわりではどんなことに気をつければ?「口まわりで年齢を感じ出すのは、やはりほうれい線がくっきり出てきたとき。ほうれい線はじつは姿勢が悪いとどんどん形状記憶されていくので気をつけて!」(宝田先生)。

 

「毎日の姿勢習慣とともに、スキンケアのクリームを塗る際に表情筋を動かすのもおすすめです」(宝田先生)。興味のある人は宝田先生のYouTubeでもチェックできます!

 

05.口角がキュッと上がった「理想の笑顔」はトレーニングで作れる!

 

素敵な笑顔と口角の関係はよく聞くけど、「両方の口角が同じ高さに揃った笑顔は、トレーニングなしに作れないです」(宝田先生)。逆に言えば、トレーニングをすれば誰でもなれるってこと。「歯磨きの際に口角を一生懸命上げた笑顔を秒キープを毎日繰り返して」(宝田先生)。

 

 

06.ホワイトニングで白さをキープするのはもはや常識!?

 

ホワイトニングは高価なもの、というイメージですが「ポリリンホワイトニングやティオンホワイトニングなど、従来のものに比べて痛みがなく、比較的低価格なものが一般的に」(宝田先生)。セルフでできるアイテムも増えたので、気になったらやってみる価値あり!

 

着色汚れを落とすと同時に、汚れがつきにくくなるよう表面をコーティングできるセルフケアアイテム。ポリリンキューブ(スポンジ歯磨き) 3個入り 500円+税/ミュゼホワイトニング

 

 

07.口内炎予防は規則正しい生活とくたびれていない「歯ブラシ」

 

誰もが悩んだことのある口内炎。疲れや不規則な生活が原因である以外に、意外な事実が「毛先が広がった歯ブラシを使い続けて粘膜を傷つけた結果、口内炎になるというパターンが少なくありません」(宝田先生)。歯ブラシは一か月に一度を目安に取り替えるのを、忘れないようにしましょう!

 

 

オーラルケアは日々の継続がカギ!

口臭、歯の着色汚れ、たるみ、口内炎と、意外と多い口元のお悩み。マスクで隠れているから……と油断は禁物。外した時の印象や老化防止のためにも、毎日のオーラルケアを怠らずに実践していきましょう!

 

 

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◎イラスト/上坂じゅりこ

2020年mina4月号より

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mina 2024年6月号

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TO MEET THE GOOD SHIRT 私にぴったりのシャツを探しに。芳根京子

  • ◆ふたりでおんなじシャツを着る。
  • ◆これからもずっと着たい「偏愛シャツ」
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