2025.11.01

「三井オーシャンフジ」で体験する“スロートラベル”なクルーズの楽しみ方 その2 グルメ編【週末“非日常”TRIP】

地域の文化に触れたり、人々と交流しながら“狭く、深く”旅する「スロートラベル」のひとつとして今、注目されている「クルーズ旅行」。日本発着のクルーズ船「MITSUI OCEAN FUJI(以下、三井オーシャンフジ)」にメディアツアーで乗船してきました。【その1】の記事では船内の施設や過ごし方をご紹介。この【その2】ではクルーズの食事をメインにお届けします。

 

「三井オーシャンフジ」は「にっぽん丸」で知られる「商船三井クルーズ」が立ち上げた新ブランド「MITSUI OCEAN CRUISES(三井オーシャンクルーズ)」より2024年末から運航を始めたクルーズ船。全客室がスイートというラグジュアリー船でありながら、比較的コンパクトなサイズ感ということで小回りがきき、日本のローカルな港にも立ち寄れるところが特徴です。

そしてクルーズ旅はサービスの多くがインクルーシブで、基本的な食事代や施設利用料込みの代金になっています。お酒を含むドリンクも多くがクルーズ代金に含まれ、フリーフローのように利用可能。さまざまなレストランや施設で支払いがなく、お財布を持ち歩かないでいいのが魅力なんです!(一部レストランやサービスは別料金)。

 

 

多くが「インクルーシブ」だから、いつでも好きな場所で食事できちゃう

「三井オーシャンフジ」にはレストラン、カフェ、バーを含め、7つもの食事を楽しめるエリアがあります。

「プールサイドレストラン&バー 湖畔」では、ハンバーガーやピザなどの軽食、トロピカルな雰囲気のドリンクやカクテルがありました。

 

出港時にはこのプールサイドで、スパークリングワインで乾杯しながら各港でおこなわれるお見送りのイベント眺められます。山口県下関港から出港する際は、山口を代表する郷土芸能の「下関平家踊り」のお見送りがありました。

 

夕食で訪れたいのはメインダイニングの「ザ・レストラン 富士」。日替わりで和食、洋食のコース料理がいただけます。

 

メニュー表の裏が和のテイストあふれるイラストになっていたのが可愛かったです。窓際の席だと、陽がだんだんと沈んでいく海上の景色を眺めながら、食事を楽しむことができました。

 

このときの和食のコースは、鮎寿司と、ホタテ、ホッキ貝、ボタン海老のお造りからはじまって、牛肉のふき味噌田楽、銀鱈と助子の煮つけ、そして桜えびと蕗の炊き込みご飯などなど、ボリューム満点! デザートに南瓜羊羹とアイスクリームもありました。

 

朝食時は和食と洋食から選ぶことができました。和食は茶碗蒸しや魚河岸揚げの野菜あんかけなど、朝から嬉しい手の込んだお料理がいただけました。

 

「テラスレストラン 八葉」はビュッフェスタイルのレストランで、その名のとおり、海を眺められる開放的なテラス席がポイント。朝食時に利用した際はテラス席がたいへん爽やかで心地よかったです。昼食・夕食時もオープンしており、さらには夜10〜11時に夜食も提供しているので、小腹が空いたタイミングでこちらを利用できるのがよかったです。

 

夜食では、焼きそばや味噌汁をいただきました。お酒を飲んだあとにこれは嬉しい!

 

 

お酒だってフリーフローで楽しみ放題!

お酒を楽しむなら「オブザーベーションバー 36」。葛飾北斎の名作「富嶽三十六景」にちなんで名付けたというバーで、富士山をイメージしたカクテルなど、シグネチャーメニューがたくさん揃います(一部別料金)。

 

カクテルの上にバブルを乗せるシグネチャーカクテルは、バブルがパチンとはじけるとスモークとともにアロマの香りが漂い、ユニークな仕掛けが楽しめました!(現在メニューは変更されています)

 

もうひとつのバー「オーシャンクラブ&バー」には、クラフトジンが楽しめる珍しい「ジンカート」と呼ばれるサービスがありました。

 

ジャパニーズクラフトジン各種と、ライムやピンクペッパーなどのトッピングがあり、早速、鹿児島の小正 ほうじ茶ジンをトニックでいただきました。ワゴンでサーブされ好きなものを選ぶという、これもユニークな体験でした。

 

また、クルーズにのったらぜひ体験してほしいのがルームサービス。24時間利用できるので、寝坊して朝食を逃してしまったとき、夜に小腹が空いたときなど、自由にオーダーできます。ガッツリから軽食、フルーツなどなどメニューも多数ありましたが、なかでもおすすめと聞いた「紅鮭のり弁」を昼食にオーダーしました。しっかりした味わいの紅鮭が絶品で、ペロリと完食!

 

また、せっかく「三井オーシャンフジ」のクルーズにのったなら、ぜひ挑戦してほしいのが、唯一有料で予約制の「北斎 FINE DINING」。あの三國清三シェフ監修の豪華フレンチが、好みで選んで組み合わせられるプリフィックスのコースでいただけます。

 

どのメニューも美味しそうで、あやうくメインを2品頼みそうになりましたが、おなかと相談してなんとかこらえました。ワインもソムリエの方が料理に合わせて提案してくださるので、さらに料理を美味しくいただけます。

 

滞在中、お気に入りでなんども立ち寄ったのが「MITSUI OCEAN スクエア」。ゲストサービスやツアーデスク、図書コーナーに併設されたカフェなのですが、日替わりでたくさんのスイーツや軽食が並ぶので、ついチェックしに行ってしまいました。

 

食事だけでもこんなに書ききれないほど、好きな場所で好きなメニューを楽しめるのがクルーズの醍醐味。ぜひ心ゆくまで楽しんでください。【その3】の記事では、「スロートラベル」をたっぷり味わえる寄港地観光ツアーについてご紹介します。ぜひあわせてチェックしてみてください。

 

 

◎協力/MITSUI OCEAN CRUISES(三井オーシャンクルーズ)

 

店舗情報、商品情報は取材時のもので、記事をご覧になったタイミングで変更となっている可能性があります。

 

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