せっかくお気に入りのシャツがあっても、アイロンがけが面倒で出番が少なくなってしまうのはもったいない。なるべくしわをつけずに収納するには? プロのみなさんに聞いてみた。
掲載したのは一般的な綿、麻100%のシャツの扱い方です。使える洗剤やスチーマーの適温は素材によって異なりますので、組成表示、取り扱い表示を事前に確認してください。
教えてくれたのは…
青山商事 / 村上智彦さん
洋服の青山でおなじみ青山商事のメンズ商品企画マネージャー。昔から大好きなシャツの所持数はなんと100着以上! 「昔は超長綿のシャツばかりでしたが、最近はアイロンをかけなくてもしわにならないシャツを愛用しています」
しわ対策にはハンガーがけ
ぎゅうぎゅうに服がかかっていると余計なしわがつく可能性が高まります。クローゼットは余裕のある収納量をキープしましょう。また、シャツの肩幅にあったハンガーを使うことも大事です。スペースが確保できない場合はシャツ用の収納グッズなども活用してしわ対策を。どうしてもたたみ収納をする場合は、しわになりにくいたたみ方を実践しましょう。
☑︎しわになりにくいたたみ方
①ボタンを閉め(面倒ならひとつおき)、後ろ身頃を上にして置き、肩幅の半分で折り返す。
②シャツの縦の中心に対して、袖の折り山が平行になるように袖をたたむ。
③もう片方も同様にたたみ、袖同士を中心で重ねたら、第4ボタンあたりで谷折りをし、肩からはみ出た裾を袖と一緒に谷折りすれば完成。
「シャツを複数持っているならたたんだシャツ同士、上下の向きを交互に入れ替えて重ねたり、スペースは必要ですがボタンを締め上下ふたつ折りにして大きく収納するのも、しわが入りづらいのでおすすめです」(青山商事/村上智彦さん)
洗濯編、スチーマー編も参考にしてくださいね。
Illust / Shinbu Kayo
mina2024年6月号より
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