山と街、晴れた日と雨の日。それぞれのシーンに合わせてアウターをトロリーに詰めていてはキリがない。そこで頼りになるのが、品質に信頼のおけるアウトドアブランド。機能的かつ都会的なレインジャケットをピックアップしました。
THE NORTH FACE [ザ・ノース・フェイス]
挑戦心を持つ登山家と旅人どちらにも心強い人気者
意外と知られていない? ブランド名の由来は、登山ルートが過酷なことで知られる「アルプスの三大北壁(ノースフェイス)」。ブランド名には“挑戦し続ける”という想いが込められているんだそう。ジャケットは雨風に強い生地を採用した登山家向け。ミニマムな設計で街着にも馴染むし、パッカブルだから旅人にも推薦します! チャレンジ精神が宿った一枚は、新しいことに挑戦する旅のおともにも最適です。クライムライトジャケット 50,600円/THE NORTH FACE(ゴールドウイン カスタマーサービスセンター)
たくさん歩いても熱がこもらない!
脇に配置されたファスナーを開ければ、衣服内の温度調整が可能。腕ぐりが広く、バックパックを背負ったままでも腕を上げやすい。
\ Do you know?, Fun fact. /
東京・高尾〜大阪・箕面を結ぶ「東海自然歩道」を舞台にロングトレイルツアーを開催。野外ガイドが先導してくれるので、体験を通して植物の知識や土地の歴史を学べます。“山慣れ”している人も大満足の内容です!
and wander [アンドワンダー]
モードのエッセンスが効いたお洒落好きも納得の個性派
コレクションブランドで経験を積んだふたりの日本人デザイナーが手がけるアンドワンダーで見つけたのは、アウトドアシーンでも個性を演出できるモードテイストのレインジャケット。部分的に施されたリフレクターステッチや、フロントの大きなマチポケットがアクセントになったデザイン性が高い一枚です。もちろん、透湿性・防水性にも優れていて機能的。前上がりの裾なので、ワイドなパンツとあわせてもバランス良くコーデがまとまります。ジャケット 74,800円/アンドワンダー
背面を二重にして背中の蒸れを軽減
トレンチコートのヨークを彷彿とさせる、背面のベンチレーションがトラッドな後ろ姿を演出。ザーザー降りの日でも蒸れ知らずです。
\ Do you know?, Fun fact. /
参加型イベント「ハイキングクラブ」を主催。月に一度の頻度で、ブランドのファンとスタッフが一緒にハイキングを楽しんでいるそう。開催場所は関東近郊の他、福岡の名峰・宝満山や長野の国定公園内にある北八ヶ岳など。
L.L.Bean [エル・エル・ビーン]
今年でなんと113年目! “山街兼用”を浸透させた立役者
創業1912年、70年代の日本に巻き起こった“ヘビーデューティー=本物思考”ブームを象徴するアウトドアブランド。40年代前半に初期モデルがリリースされたアイコン的モデル、マウンテン・クラシック・ジャケットをインスパイアした防水ジャケットは、クラシカルなルックスに対して軽量で、山でも街でも羽織りやすい一枚です。内面に透湿性を発揮するチェック柄の薄手フランネルがあてがわれているのも、嬉しいポイントです。防水ジャケット 26,400円/L.L.Bean(L.L.Beanカスタマーサービスセンター)
フロント全閉じで雨風対策も万全!
ジッパー&スナップボタンを採用した前立てが、雨風から首元をフォロー。洗濯機で洗えるので、汚れを気にせず旅を満喫できます。
\ Do you know?, Fun fact. /
創業100周年を記念して、代表作・ビーンブーツの3Dデータをベースにデザインされた「ブーツモービル」。エル・エル・ビーンのイベントを盛り上げるべく、たまに会場に出現するのだそう。もしも出会えたら撮影必至です!
Photo / Sasaki Takeshi(SOIL inc./goods) Styling / Nakada Chisaki Edit & Text / Seno Ryuto
2025年mina10月号より
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