2025.04.07

minaスタイリストが通う、東京の古着屋さん【原宿/What’z up】

ここ数年、東京には古着屋さんが続々オープンしていて、どこのお店がいいか分からず迷走状態⋯⋯。そんなときこそ、プロの声を頼りにしたい。minaのスタイリストが衣装リースや、プライベートでも通うお店だったら間違いないでしょ! ということで、minaのファッションページで毎号スタイリングを担当するスタイリストの渡邉恵子さんに、おすすめのショップを聞いてみました。

 

What’z up

企業TもバンドTも映画Tも。
ここにくればざっくざく!

ほかにないデザインのTシャツが多く揃うので、夏コーデや古着の特集の際には欠かさずリースに行きます。ディスプレイの雑貨も可愛くて、VANSの超ビッグサイズのスニーカーなんかは撮影小道具としてお借りできないか相談しちゃうほど(笑)。(スタイリスト 渡邉さん)

 

 

ムービーT、バンドTなどジャンルごとに分けた店内レイアウトに。

 

▼お店の方にあれこれ聞いてみました!

\教えてくれたのは⋯/

店長 日向 遼さん


学生時代に地元・湘南で通っていたアパレルショップの店員さんにおすすめされたのがきっかけでスケーターファッションや、古着にハマり、古着屋さんで働くために上京したそう。よく行く古着屋さんは、同じく原宿界隈の老舗「ベルベルジン 遊歩道店」。

 

 

Q.お店のこだわりは?

A.リアルなアメリカカルチャーを追求

うちのオーナーはアメリカへの愛が深く、店内は西海岸のセレクトショップをイメージした内装に。Tシャツは、年代によってフォーカスされるものが変わるなど、背景にあるアメリカのカルチャーが影響しているので特におもしろいんです。お客様には、そんなエピソードを交えて商品を紹介しています。

 

Q.買い付け方法は?

A.年に4, 5回ほどオーナーがアメリカへ

アメリカ買い付け歴25年以上のオーナーとマネージャーの2名で買い付けをおこなっています。アメリカ西海岸の暖かい気候や広い空を感じさせるカジュアルな古着を3週間かけて大量に仕入れています。シーズン問わず、Tシャツをはじめとする90年代のアイテムを中心にセレクトしています。

 

 

90年代のストリートカルチャーを反映したスニーカーがずらり。

 

 

Q.古着Tの選び方のコツは?

A.ボディで年代を見分ける

年代を見分けるポイントのひとつがボディのステッチで、90年代より前のものはシングルステッチ、90年代以降になると縫製がしっかりしたダブルステッチに変わります。また、デザインにも時代ごとの特徴があるので、自分の好みで直感的に選ぶのも古着ならではの楽しみです。

 

Q.最近の古着業界のトレンドは?

A.しっかり使い込まれたものが熱い!

フェード(色落ち)してスミクロになった黒Tや、ダメージが大きいカーハートのジャケットなど、ちゃんと着古されているアイテムが人気な傾向にありますね。ここ数年では、当時会場外で売られていたブートレグやライブスタッフT、地域限定デザインなども多く出まわり、より多様性が広がっています。

 

 

最近人気のフェードしたTシャツ。使い込まれた風合いのスミクロのTシャツは特に狙い目。

 

Tシャツのほかにもラルフローレンのベアニットなどアイコニックなものもセレクトしている。

 

 

Q.今、おすすめの商品は?

A.初心者でも挑戦しやすい企業Tか映画T

例えば、マイクロソフトやアップルの企業Tは、IT系で働く人がネタとして買っていかれることもありますよ。映画Tでは『パルプ・フィクション』などカルチャー的価値のあるものはもちろん、90年代後半から2000年代のものは日本人でも知っている作品が多いのでおすすめです。

 

Q.古着の魅力とは?

A.掘っても掘っても終わりがない!
どれだけ掘っても新たに欲しいアイテムが見つかる楽しさがあります。また、現代ではハイブランドのデザインにも古着の要素を取り入れたものが多く、「あのヴィンテージのサンプリングだ!」と過去と現在のファッションのリンクを感じる瞬間にもときめきます。時代を感じられるのもおもしろいところ。

 

 

▼SHOP INFO

What’z up

住所:東京都渋谷区神宮前3-21-10フィールド・ワンビル2F

営業時間:13:00〜19:00

定休日:無休

Instagram:whatzupharajuku

 

 

 

◎Photo / wacci
 

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2025年mina5月号より

記事に掲載されている情報は取材時のもので、記事をご覧になったタイミングで変更となっている可能性があります

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